急に発された爆弾発言に私たちはつい思考が停止してしまう。当の本人は「あれ?二人とも?どうしたの?」と呑気なことを言っている
寂し気もなにもなく、ただ“当たり前のことだ“というように話すトーンが尚更私たちを混乱状況に招いているのかもしれない
つまり、ネッ友からリア友になるかもしれない。そうゆうことだろう。頭の中を整理しても全然理解ができない
そうして、私たちは思考を動かすのをやめた
と、話をした一週間後。あの話が本当なら、私たちは今日かもめくんと会うことになる
私たちは急な情報で信じ切れず、半信半疑でいつも通りの時間を過ごしていた。みんなから「今日転校生来るって!!」など噂も何も耳にしていないし、(私たちの耳に届いていないだけかもしれないが)先生もそわそわした感じはしない。先生は宛にならないが、みんなが何も騒がないのは無いと思っている
でも、かもめくんは毎日のように日常報告と、学校見学行った報告やら色々する。明らかに演技をしている感じはしないので、やっぱり本当かもしれない
そんな雑談をしていると、朝休みが終わった。いつもみんな席に着いて雑談や自習、読書を始めるが、今日は教卓の前に先生が立ち、声を出した
なんて、クラスを黙らせたにも関わらずそんな雑な紹介のやり方。きっと仕事を増やしたくないのだろう
ガララと勢いよく扉が開き、緊張を一切見せない姿でその“転校生“という人物は入ってきた
と言い、軽くぺこりとお辞儀をし、かもめくんが顔を上げた瞬間に目が合った
あ…、この人絶対かもめくん確定だ











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。