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👑side
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夜は静かだ 。
暗く 、 少しでも触れれば崩れてしまいそうなほど寂しい 。
眠れない 。
昔は 、 お布団の温かさに安心して直ぐに眠っていたはずなのに 。
ぐずぐずと鼻を鳴らし 、 布団を濡らす 。
どうしても 、 "あの事"が頭から離れない 。
謝っても 、 謝っても 。
その言葉は夜の闇へと消えていく 。
きっと 、 もう誰も許してくれないんだろう 。
俺なんて 、 もう … あの子たちにとっては …
そう考えるだけで 、 もう俺はダメな気がして全て消えてしまいそうで 、
怖くて 、 怖くて 。 たまらない 。
ふわっと心地よい風が吹く 。
穏やかな風と共に現れた暖かな声 。
おばけ … ? それとも 幽霊 ?
あ 、 それは一緒か … 、 ?
えぇぇ … 、 こわぁ … 泣
俺がそんなことを考えている中 、
桃色の前髪をした青年 ? は 、 ふわっと笑って口を開いた 。
むしろなんなん !?!?
人なの ????
なんか心読まれた …
天使 、 天使とは …… ?!
こんな急に現れた俺のことよく知らない人に悩みなんか説明したって … 、
また心読まれた 、?!
俺のこと知ってるよアピール的な???
よく分からないが 、 なんだか凄そうなのは分かった 。
それ以前に怖いけど …
悩みを打ち明けるつもりは端からない 。
らんと名乗った天使は困った眉を浮かべて笑う 。
そして 、
俺の言葉を遮るように言い張った 。
風が強くなる 。
雲が流れる 。
そして 、 星は見えなくなった 。
初投稿だ 〜 !!
\(⌒▽⌒\)三(/⌒▽⌒)/
これからの投稿も 何卒宜しくお願い致します。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。