次はダンス部
そして案の定先程の先輩がいた
スンミンが先輩を冷たい目で見つめる一方、ヒョンジンは目をキラキラと輝かせる
先輩は「王家」という言葉に引っかかったが、
何故彼がそんな誰でもわかる嘘を言うのか分からず……
と、唸った
スンミンは心配そうにヒョンジンを見つめる
ヒョンジンを見つめる彼の目はだんだんと、心配の色がなくなる
スンミンの頭の中にはBLコミックのテンプレートが頭に浮かぶ
そう、あいつのせいである
と、変なことをほざくヒョンジンを無視して
スンミンは彼にこう伝える
ヒョンジンはものの見事にダンスを踊った
彼のダンスは非常に芸術的で優美であった
ヒョンジンが動くたびに周りからは歓声が上がる
スンミンはヒョンジンは相当ダンスが上手いことを覚悟していたが、
完全に予想を大きく外れて、彼の独特な雰囲気に圧倒せざるを得なかった
先輩はヒョンジンに向き直って、彼の手を取る
無邪気に喜ぶヒョンジン
スンミンはヒョンジンを何とも言えない思いで見つめる
今はもう、こんなに無邪気で色気のかけらもない
でも彼が踊ってる時……
ヒョンジンはスンミンがこちらを見ていることに気づく
もしかして、かっこいいと思ってくれたのでは
そう期待してスンミンに近づく
そして、ヒョンジンは固まった
スンミンはヨンボクの趣味に賛同できない点はありつつも、割と染まっていたのだった……
次の日、スンミンに「かっこいい」と言われず嘆くヒョンジンを、ヨンボクは慰めていた
その時、スンミンも登校してくる
ヒョンジンは晴れてダンス部のメンバーになったが、
ダンス部見学の後はどこの部活にも行かず、二人はそのまま帰宅している
(ヒョンジンは相変わらずヨンボクの家の居候である)
あの後結局部活に入る素振りを見せなかったし、ヒョンジンに相談すらしていないのに、
いつのまにかスンミンは部活に入っている
しかもヨンボクも知っている
ヒョンジンがスンミンやヨンボクと談笑しているその頃、
1人の男がとある場所で巨大な機械を整備していた
彼は自分を奮い立たせるためか一枚の写真を取り出す
彼が手に持つ写真には、小学生くらいの男の子が写っていた
次回は新キャラが出てきます
波乱の予感です
今回のタイトル、元ネタ「たい焼き」って言って分かる人どのくらいいるのだろうか
ウチの親でも生まれてるか生まれてないか怪しい時代の曲

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。