第9話

せやかて魔法
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2025/05/31 13:13 更新
さて、部活見学(デート)の時

スンミンが自分の荷物を整えていると、ヒョンジンが駆け寄ってきた
ヒョンジン
ヒョンジン
スンミナ、デート始めよう!
スンミン
スンミン
ちょっと黙って
大声で「デート」と言うヒョンジンを黙らせるべく

スンミンは手で彼の口を塞ぐ
ヒョンジン
ヒョンジン
フゴッ
しかし、乱暴に口を押さえつけたのにも関わらず頬を赤らめるヒョンジン

スンミンは思わず、彼の口から手を離す
ヒョンジン
ヒョンジン
なんか……今日はちょっと大胆だね
ヒョンジン
ヒョンジン
いきなり手のひらにキスさせるなんて……
スンミンは全身に寒気が走り、思わず顔をしかめる
スンミン
スンミン
変なこと言わないで行くよ
部活の時間限られてるとこもあるから
ヒョンジン
ヒョンジン
変なことなんて言ってない!
スンミンとヒョンジンはジャージに着替えてグラウンドに出る

この時間帯はグラウンドは陸上部が占拠していた
先輩
君たち、陸上部へ見学に来たのかい
練習している生徒のうちの一人が二人に話しかける

新入生に積極的に話しかけるということは、多分一つか二つ学年が上なのだろう
スンミン
スンミン
はい!よろしくお願いします
ヒョンジン
ヒョンジン
り、りくじょう?
初めて知る単語にヒョンジンは戸惑う
スンミン
スンミン
主にただ走ったり、重い球を投げたりする部活だよ
スンミン
スンミン
走る競技は速さを競い、
投げる競技は投げた距離を競う
ヒョンジン
ヒョンジン
なんか出来そう!
スンミン
スンミン
💭まあ、一番複雑なことをしなくていいスポーツを選んだからね
ヒョンジンのモチベーションが上がった、ちょうどいいタイミングで先輩が声をかける
先輩
君たちも走ってみるかい!
ヒョンジン
ヒョンジン
走ります!
スンミン
スンミン
ヒョンジナ、パンって大きな音が鳴ったら
線と線の間を走るんだよ
ヒョンジン
ヒョンジン
なるほど……
先輩
そ……そこから指導しなきゃならないのか……
先輩
よし!クラウチングスタートのやり方を教えておこう!
ヒョンジン
ヒョンジン
いや、今スンミナが教えて……
スンミン
スンミン
ヒョンジナ、先輩にその態度は失礼
諌めるついでに、スンミンはヒョンジンを睨みつけた

次失礼なこと言ったら、君のこと嫌いになるからね、というサインである
ヒョンジン
ヒョンジン
うっ…
ヒョンジン
ヒョンジン
先輩、ありがとうございます
ヒョンジン
ヒョンジン
💭せっかくスンミナと一緒にいるのに、なんか上手くいってない!
 せめてスンミナにかっこいいとこ見せなきゃ!
スンミンはヒョンジンがクラウチングスタートを修得し、走る練習をする様子をぼんやりと見ていた

そろそろ本格的にタイムを測るみたいだ

ヒョンジンはスタート位置につくと、何やら謎の言葉を呟いた
ヒョンジン
ヒョンジン
叩けボンゴ 響けサンバ
踊れ南のカルナバル
スンミン
スンミン
なんで急にマツケンサンバ?
スンミンの疑問の言葉は先輩の大声にかき消された
先輩
位置について!よーい……
銃声が鳴った瞬間、ヒョンジンは疾風の如く走り出し、あっという間にゴールについた

タイムを測っていた部員はストップウォッチの数値を見て、泡を吹いて倒れた
スンミン
スンミン
なるほど、マツケンサンバって魔法だったんだ
ヒョンジン
ヒョンジン
スンミナ!僕カッコよかったでしょ
スンミン
スンミン
全然。むしろダサい
ヒョンジン
ヒョンジン
なんで…
ヒョンジンが絶句しているところに、ちょうど先輩が合流する
先輩
やあ、新入生、いい走りっぷりだね!
陸上部は気に入ってくれたかな
ヒョンジン
ヒョンジン
チェンジで
先輩
あからさまに拗ねている……
スンミンとヒョンジンは今度は音楽室に来た
スンミン
スンミン
次は管弦楽部!
スンミン
スンミン
💭楽器は逆にみんな初心者だからヒョンジンも始めやすいかも
ヒョンジン
ヒョンジン
い、いろんな道具がある…
ヒョンジン
ヒョンジン
これ全部上手く使えるかな…
その途端、後ろから聞き覚えのある声がした
先輩
やあ、また会ったね君たち!
振り返るとなんと、陸上部見学のときにお世話になったあの先輩である
スンミン
スンミン
先程の先輩!
ヒョンジン
ヒョンジン
どうしてここに?
先輩
僕は陸上部でもあり、管弦楽部でもあるんだ
スンミン
スンミン
よりにもよって忙しそうな部活を…
先輩
そんなことより、見学しに来たんだろ?
スンミンはこのクッソ忙しそうな兼部を「そんなことで済ませていいのか」と疑問に思ったが、

自分たちの目的を優先した方がいいかと思い直した
スンミン
スンミン
おすすめの楽器はありますか
先輩
そうだな……やっぱりバイオリンかな
先輩
一から教えるよ
三十分後、
スンミン
スンミン
音汚いけど、なんとかドレミファソラシドを弾けた!
先輩
君、上達すごいね
是非入って欲しいんだけどな
スンミン
スンミン
入りませんよ
ピシャリと言い放ったスンミンの言葉は先輩を無表情にさせた

スンミンはそんなことも気にせずヒョンジンの様子を見にいく
スンミン
スンミン
ヒョンジナ、進捗はどう?
ヒョンジン
ヒョンジン
ギクッ
スンミン
スンミン
あからさまに身体固まった……
多分彼はスンミンがドレミファソラシドを完遂したことを聞いたのだろう



いや、そもそもドレミという概念すら向こうの世界にはないのかもしれない

スンミンは少し申し訳なく思った

その時
ヒョンジン
ヒョンジン
スンミナにいいとこ見せなきゃ
ヒョンジン
ヒョンジン
サンバビバサンバ マ・ツ・ケ・ンサンバ〜〜
ヒョンジン
ヒョンジン
オレ!
また魔法(マツケンサンバ)である
スンミン
スンミン
今度はサビだ
ヒョンジンは詠唱を終えたあと、バイオリンを躊躇いなく弾き始めた

陽気で明るいメロディー……


脳裏に浮かぶのは魚を頬張る可愛らしい猫…



…を追いかける、裸足の主婦
先輩
すごい!こんなにも早く『サザエさんのテーマ』が弾けるなんて!
スンミン
スンミン
なんでこの魔王、この曲知ってるの
ヒョンジンはスンミンの質問に答えることなくキラキラとした目で彼を見つめる
ヒョンジン
ヒョンジン
スンミナ!どうだった?
僕の演奏!
スンミン
スンミン
うん、(呪文が)ダサかった
次の瞬間、ヒョンジンは膝から崩れ落ちた
更新遅れてごめんなさい!
今年から大学生になりたて&一人暮らしにより、なかなか更新できないかもです


最近韓国語を学習し始めました

発音一緒なのに、表記が違う文字が沢山あって混乱する

ヨンボクの복は単語の先頭になると「ポク」になる(本当の発音は「ポkッ」て感じ)

だから「ボクスンアリ」の正しい読み方は「ポクスンアリ」なんですね

「コンゴンズ」も最初の「コ」は濁らず、次は濁るのも同じ理屈か……?

と楽しく勉強しております(英語よりモチベあります)

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