第6話

春千夜/喘息&蘭/過呼吸 ♢
2,422
2022/03/08 11:22 更新
皆さんこんにちは!
東リべ4作品目です。
今回の時間軸は梵天。
春千夜が喘息の発作を起こし、それを見つけた蘭やココが落ち着かせるが、その数時間後に蘭が、春千夜が発作を起こした時のフラッシュバックで過呼吸になる話。

看病は、
春千夜の喘息→蘭、九井
蘭の過呼吸→春千夜

です!

⚠️注意⚠️
呼称、口調の間違い、過呼吸表現あります。
side春千夜
木の葉がオレンジに色付く季節。
そして、台風がよく発生する時期。
俺の体調は、ここ最近不安定だ。
優れたり、優れなかったり。
息苦しかったり、苦しくなかったり。
正直、喘息持ちの俺にとっては辛い。
三途 春千夜
…ッケホ、コホッ
あぁ、嫌な感じの咳だ。
三途 春千夜
……ッチ、面倒な…
舌打ちを1つ零し、そうつぶやく。
発作が、起こるかもしれない。
持病と何年も付き合ってきたが、未だに発作の苦しさに慣れなくてパニックになる。

多分、自分が喘息持ちということを知っているのは、兄である武臣と天竺・関東卍會で一緒だった九井。そして、元東卍・関東卍會の総長で、現梵天首領のマイキーだけ。
三途 春千夜
…発作、起こらねぇといいな
PM16:30
夜も近づいてきた時間帯。
三途 春千夜
…ケホッ、コホッケホッ…ッケホ、
さっきから、咳が酷いような気がする。
少し息苦しいし、そろそろヤバイかもしれない。
空気を入れようと思って、少し口を開き息を吸う。


______それがいけなかったのかもしれない
三途 春千夜
…っひゅ?!ッゲホ、ゲホッゴホッ…ッゲホ!
息を吸った時に冷気が入ってきて、気管支が狭まる感じがしてヤバいと思ったが、遅かった。

発作が、起こってしまった。
何、なんの音……っ三途?!
遠くから声が聞こえ、視線をそちらに向ける。
三途 春千夜
ッゲホゲホ…っら、ん…?
そこには灰谷兄弟の兄、灰谷蘭が驚いたような顔で立っていた。
灰谷 蘭
っどうしたの三途、過呼吸…?
三途 春千夜
っちが、ぜんっ、そく…ッゲホ、ココ、ゴホッよん、で…
灰谷 蘭
ココ呼べばいいの?
三途 春千夜
う、ん…ッゲホゲホ…!
灰谷 蘭
っ分かった、すぐに呼んでくる…!
蘭が、急いで走っていく。
九井 一
っ三途!
三途 春千夜
ッゲホゲホ…ゴホッッ…っココ……っ
九井 一
喘息発作か…
吸入器はどこにある?
俺の元に駆けつけたココが、俺を抱き寄せて背中を撫でながら問いかけてくる。
三途 春千夜
っ引き出し、1段目っ…ゲホッゴホッ…!
息苦しい中、頑張って問いに答える。
九井 一
OK
すぐ取るからもう少し頑張って
コクリ、と小さく俺は頷く。
九井 一
蘭、三途のデスクの引き出し1段目
そこに吸入薬あるから取ってくれ
灰谷 蘭
引き出し1段目?
了解っ
蘭が、デスクの引き出しを漁る。
灰谷 蘭
っこれ?
蘭の手元にあるのは、L字型の吸入器。
九井 一
そう、それであってる
灰谷 蘭
良かった
はいっ
九井の手元に吸入器が渡る。
九井 一
ん、ありがとな

三途、口元に吸入器あてるからな
そう言われ、コクッと小さく頷く。
頷いたのを見たココは、口元まで吸入器を持ってくる。
俺はその吸入器の先を咥える。
俺の呼吸のタイミングを見計らって、ココが吸入器のボタンを1回押す。
カシュッ、と音がして、なんとも言えない空気みたいな薬が入ってくる。
三途 春千夜
す…っは、ケホッケホッ…
薬を吸い込んで、少しだけ息を止める。そして、ゆっくりと息を吐く。
そうすると、少しずつ発作が治まっていく感覚がした。
念の為にと、ココに吸入器を持たせてもらって、もう一度吸入器のボタンを押す。
三途 春千夜
はぁ……ごめん、落ち着いた
吸入してから少し経った頃、発作が治まった俺は2人に謝った。
九井 一
ん、もう大丈夫か?
三途 春千夜
おう、もう落ち着いた
灰谷 蘭
ビックリした〜〜…
久しぶりにこんな焦った…
三途 春千夜
…悪い
灰谷 蘭
三途、喘息持ちだったんだ
知ってたのは九井と…あと首領?
三途 春千夜
あー…おう
灰谷 蘭
そっか
まぁ知ってる人が居て良かったねぇ
でも、一応幹部の奴らには言っといたら?
三途 春千夜
…まぁ、それもそうだな
九井 一
時間ある時に幹部全員集めるか
灰谷 蘭
そうだね〜

じゃ、オレは仕事に戻りまーす
そう言って蘭は、自分のデスクに向かった。
三途 春千夜
…もう少ししたら俺も仕事戻るわ
そう言って、俺は腕を枕代わりにして机に伏せた。
side 蘭
灰谷 蘭
はー、ビックリした…
まさか三途が喘息持ちだったとはね…
オレは事務所の仮眠室にて、そんな一言を零す。
数時間……3時間前位に、突然喘息発作を起こした三途を見て、柄にもなく焦ってしまった。

発見したのが、三途が喘息持ちだと知っている九井じゃなくてオレで、喘息発作を起こしてるヤツなんて初めて見たし、それが自分達のNO.2だったから…
灰谷 蘭
…っひゅ
あの時を思い出したら、急に呼吸が苦しくなった。
やばいと思ってももう遅く、少しずつ悪化している。
灰谷 蘭
ひゅっ、はっ……っや、ば…はぅ、だれ、か…っ
両手を首に当てながら、ポツリと言葉を零す。
けれど、1人の仮眠室に、その言葉を拾ってくれる奴は居ない。
灰谷 蘭
はぁ、ひゅっ…っく、けほっ…っは、
呼吸と呼吸の間の間隔が、短くなってくる。
苦しい、怖い…そんな感情が、胸の中を渦巻く。
…、ン…!…ラン!
灰谷 蘭
(…っ!)
視界に入った、ショッキングピンク。
オレが知っているこの色を持つのは、アイツしか居ない。
灰谷 蘭
っはる、ちよ?っひぅ…、は…
三途 春千夜
おう。声聞こえてるか
灰谷 蘭
う、ん…っ
三途 春千夜
ん、良かった。身体動かすぞ
そう言って、三途に凭れ掛かるように、身体を動かされる。
三途の心音が、すぐ側で聞こえる。
三途 春千夜
呼吸、元に戻すぞ。ゆっくり息吐いて…
灰谷 蘭
ん、ふ…はぁー…っひゅ、
三途 春千夜
大丈夫だから落ち着け
ちゃんと出来てるから
背中を撫でられている感覚がある。ゆっくりと優しく撫でられている感覚。偶に優しく、トントンと叩く感覚もある。暖かくて、優しい手。
灰谷 蘭
は、…ひゅ、ふー、っふ…
だんだん呼吸が落ち着いてくる感覚がする。
三途 春千夜
そう、上手。もう少し続けて
灰谷 蘭
ふー…、はぁ…
完全とまでは行かないけど、落ち着いた呼吸。
まだ背中を撫でられている感覚がある。
灰谷 蘭
は…ふぅ…ん、ごめ…
少し苦しいけど、三途に謝る。
三途 春千夜
…謝んなよ。オレもさっき助けられたし
灰谷 蘭
…オレは、何もしてないし…
三途 春千夜
いや、気付いてくれただろ
それだけでも助かったっつーの
灰谷 蘭
…そーかよ
三途 春千夜
…とりあえず、今は寝とけ
体力、結構使っただろ
灰谷 蘭
あー…そうするわ
そんな言葉を交わしていくオレら。

寝ろと言われ、その言葉に甘えさせてもらおうと思って、備え付けのベッドに横になる。
だんだんと意識が飲み込まれる。
瞼が落ちそう。
三途 春千夜
…おやすみ

ありがとな
三途の声が聞こえたあと、オレの意識は完全に飲み込まれた。
更新遅くなってすみません…!
お久しぶりです!

ずっと東リべを書いてるので、そろそろ他の作品も書いていこうかな…って思ってます!

リクエスト、待ってます!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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