皆さんこんにちは!
東リべ4作品目です。
今回の時間軸は梵天。
春千夜が喘息の発作を起こし、それを見つけた蘭やココが落ち着かせるが、その数時間後に蘭が、春千夜が発作を起こした時のフラッシュバックで過呼吸になる話。
看病は、
春千夜の喘息→蘭、九井
蘭の過呼吸→春千夜
です!
⚠️注意⚠️
呼称、口調の間違い、過呼吸表現あります。
side春千夜
木の葉がオレンジに色付く季節。
そして、台風がよく発生する時期。
俺の体調は、ここ最近不安定だ。
優れたり、優れなかったり。
息苦しかったり、苦しくなかったり。
正直、喘息持ちの俺にとっては辛い。
あぁ、嫌な感じの咳だ。
舌打ちを1つ零し、そうつぶやく。
発作が、起こるかもしれない。
持病と何年も付き合ってきたが、未だに発作の苦しさに慣れなくてパニックになる。
多分、自分が喘息持ちということを知っているのは、兄である武臣と天竺・関東卍會で一緒だった九井。そして、元東卍・関東卍會の総長で、現梵天首領のマイキーだけ。
PM16:30
夜も近づいてきた時間帯。
さっきから、咳が酷いような気がする。
少し息苦しいし、そろそろヤバイかもしれない。
空気を入れようと思って、少し口を開き息を吸う。
______それがいけなかったのかもしれない
息を吸った時に冷気が入ってきて、気管支が狭まる感じがしてヤバいと思ったが、遅かった。
発作が、起こってしまった。
遠くから声が聞こえ、視線をそちらに向ける。
そこには灰谷兄弟の兄、灰谷蘭が驚いたような顔で立っていた。
蘭が、急いで走っていく。
俺の元に駆けつけたココが、俺を抱き寄せて背中を撫でながら問いかけてくる。
息苦しい中、頑張って問いに答える。
コクリ、と小さく俺は頷く。
蘭が、デスクの引き出しを漁る。
蘭の手元にあるのは、L字型の吸入器。
九井の手元に吸入器が渡る。
そう言われ、コクッと小さく頷く。
頷いたのを見たココは、口元まで吸入器を持ってくる。
俺はその吸入器の先を咥える。
俺の呼吸のタイミングを見計らって、ココが吸入器のボタンを1回押す。
カシュッ、と音がして、なんとも言えない空気みたいな薬が入ってくる。
薬を吸い込んで、少しだけ息を止める。そして、ゆっくりと息を吐く。
そうすると、少しずつ発作が治まっていく感覚がした。
念の為にと、ココに吸入器を持たせてもらって、もう一度吸入器のボタンを押す。
吸入してから少し経った頃、発作が治まった俺は2人に謝った。
そう言って蘭は、自分のデスクに向かった。
そう言って、俺は腕を枕代わりにして机に伏せた。
side 蘭
オレは事務所の仮眠室にて、そんな一言を零す。
数時間……3時間前位に、突然喘息発作を起こした三途を見て、柄にもなく焦ってしまった。
発見したのが、三途が喘息持ちだと知っている九井じゃなくてオレで、喘息発作を起こしてるヤツなんて初めて見たし、それが自分達のNO.2だったから…
あの時を思い出したら、急に呼吸が苦しくなった。
やばいと思ってももう遅く、少しずつ悪化している。
両手を首に当てながら、ポツリと言葉を零す。
けれど、1人の仮眠室に、その言葉を拾ってくれる奴は居ない。
呼吸と呼吸の間の間隔が、短くなってくる。
苦しい、怖い…そんな感情が、胸の中を渦巻く。
視界に入った、ショッキングピンク。
オレが知っているこの色を持つのは、アイツしか居ない。
そう言って、三途に凭れ掛かるように、身体を動かされる。
三途の心音が、すぐ側で聞こえる。
背中を撫でられている感覚がある。ゆっくりと優しく撫でられている感覚。偶に優しく、トントンと叩く感覚もある。暖かくて、優しい手。
だんだん呼吸が落ち着いてくる感覚がする。
完全とまでは行かないけど、落ち着いた呼吸。
まだ背中を撫でられている感覚がある。
少し苦しいけど、三途に謝る。
そんな言葉を交わしていくオレら。
寝ろと言われ、その言葉に甘えさせてもらおうと思って、備え付けのベッドに横になる。
だんだんと意識が飲み込まれる。
瞼が落ちそう。
三途の声が聞こえたあと、オレの意識は完全に飲み込まれた。
更新遅くなってすみません…!
お久しぶりです!
ずっと東リべを書いてるので、そろそろ他の作品も書いていこうかな…って思ってます!
リクエスト、待ってます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!