ヒソヒソヒソヒソ……
「そうそう、何十人も執事をはべらせてるっていう…」
「あぁ、知ってる知ってる、緑髪の…」
「執事に私物与えてるんですって。執事は喜ばないといけないらしいわ」
「悪趣味……、なんでそんなにいい気になれるのかしら」
「そうよね…だってあの人…」

…
「あっ!あなた様ー!」

ッ!

お宅のところの会社で作っている花、お父様方に見せてみましたの!

…そう、で?

きゃは!投げて踏み潰されましたわ!

その後弟が引きちぎってましたの!お転婆で困りますわ〜w

…
そう、私のお父様の財閥の会社は植物関連のものだ
ここらのお嬢様は植物……草花に対する考えがとてもいいとは言えない
この……ポールも、可愛いヒロインのつもりなんでしょうね
ヒロインならお花を大切に育てたりしてみなさいよ…

あぁ、そうそう、あなた様にご相談があって参りましたの!

…何かしら

あなた様って、執事が沢山おられるのでしょう?

…えぇ、それで?

まぁ良かった!それでですね…

数人頂けないかと思って。

……………

は?

まぁ怖い!睨まないで下さいまし!

…何故そんなこと言うの?

「草」だけで多数の会社を切り盛りしていたら、執事たちへの給料も払えないのではないかと思って。

私なりの配慮ですわ!

…それとも

ユニーク魔法も「草」の癖して、わたくしに歯向かう気ですの?

「草」と同じような髪の色して

……ふふ

あははははははははははははははははっ!!!!!

なっ、急に大声を出して…はしたないですわよ?

……そうね

あなたの名字財閥は植物で全てが回っているわ

それは、植物が貴女達なんかより美しいからなのよ?

はぁっ!?

わたくしが美しくないとでも!?

えぇ、そうね、でも

もう時期美しくなるわよ…

…「誰でも咲かせられるけれど」

「魔法の花ができるのは、ほんのひと握り」

「さぁ、水やりを忘れないで」

お花を咲かせましょう
シャリンッ٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。

フワッ✻*˸ꕤ*˸*⋆。❁⃘*.゚

…?花の、香り…?

一体どこから…
パキパキパキパキ…

……え?

人は一輪の花…

あなたに生えるのは何むら かしら?
パキパキパキパキッ

きゃあああああああああッ!!!!!!!!!!!

こんな時でもポージングを忘れないのね

それがプリンセスの性?笑っちゃう

花を咲かせる貴女は今、

ちゃあんと、美しいわよ…

いやああああああああ!!!!!!!!

戻して!戻してよお願い!

人にまで生えるなんて聞いてないわ!

言ってなかったかしら?

ドコでも咲くわよ……それが花の美しさと強さなんだもの

イヤ!イヤ!目から生えてる!!

こんな時に取り巻きのお姫様達は何をしてるのでしょうね?

残念ね、悪役令嬢に虐められてる時は味方が来るものよ

これでわかった?

ありがとう、これで私、舞踏会にこれから堂々と来れるわ

犠牲になってくれて、ありがとう

ポール・サクリファイス様?

いやああああああああ!!!!!

それじゃあ、私は帰らせて頂くわ

あぁそうそう、忘れてたわ

執事は私の所有物じゃない、あげられないわ、残念ね?

それともう1つ、

貴女のお父様に伝えて?「お花を無駄にしたら、娘さんみたいになりますわよ」って

じゃあ、さようなら

やああああああああああああああああああああああああああッ
…
プルルルルルルル…

……今すぐ馬車の手配を
「ウィ」
パカッパカッパカッパカッ…

お迎えに上がりました、お嬢様

ご苦労様、ルーク

…さて

舞踏会は楽しかったかい?

……えぇ、中々に

それに、

次からはもっと楽しくなりそうだわ…

ふふふふふっ

…?

…ところで

今朝の私の歯ブラシは美味しかったかしら?

あぁ、お嬢様の唾液からお嬢様が今朝何を食べたか推測できるほどに味わえたよ

それと歯磨き粉の味とお嬢様の唾液の味が混ざりあって甘く…

…

……oh…

やっぱり……思った通りだわ…

歯ブラシがなんだか変だったもの!何がとかじゃないわ!直感で変だったもの!

私が言いたいこと、わかるでしょう…?

…すぐに新しい歯ブラシを…?

違うわよ…!

ク! ビ! よ!

ノン!!!!!!!!

ノンじゃないわよ!
お花を咲かせましょう
ありとあらゆる花を少量の魔力で咲かせることが出来る
また、咲かせる場所に制限は無い

NEXTよ!
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編集部コメント
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