第24話

番外編︰VS特級呪霊
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2025/09/27 16:42 更新
五条 悟
五条 悟
大丈夫でしょ。だって君弱いもん

プツン。

まるでそんな音が聞こえたかのように、目の前の特級を取り巻く空気が一変した。
その怒りが増すにつれて、比例するようにここらの気温が高くなっていく感覚すらある。
漏瑚
舐めるなよ小童が!!
そのニヤケヅラごと焼き尽くしてくれるわ!!!!
虎杖 悠仁
(弱い...?コイツが?今までの化け物より、遥かに化け物....!!)
赤弥百合奈
赤弥百合奈
…平気だぜ
虎杖 悠仁
隣で不安そうに汗を流した虎杖の頭を撫でる。
赤弥百合奈
赤弥百合奈
五条を信じろ。それに、仮にコイツがやらかしても俺が守ってやるよ
五条 悟
五条 悟
酷いなぁ
漏瑚
領域展開!!
   蓋棺鉄囲山!!
赤弥百合奈
赤弥百合奈
おー、熱いなぁ
五条 悟
五条 悟
ねー
虎杖 悠仁
アッツ?!!!うおぉ?!
特級の領域。

それはまるで....というより、本物の火山だろうか。
見た目も相まっているし、
きっとこれは人々が大地を畏れたことで生まれた呪いなんだろう。


呑気に五条の隣でそんなことを考える。
五条 悟
五条 悟
領域展開をするのは呪力の消費すごいけど、それだけに利点もある。
簡単に言えばゲームの"バフ"みたいなもんだね
ゆりな
ゆりな
それと…
前方から飛んできた岩塊を砕き、話を続ける。
ゆりな
ゆりな
領域内で発動した付与された術式は絶対当たる
虎杖 悠仁
絶対に?
五条 悟
五条 悟
ずぇ〜ったい!
領域展開への対処法はいくつかある。


呪術で受け流すか、逃げる。あるいは....
漏瑚
貴様の無限とやらも、より濃い領域で中和すれば届くのだろう?
五条 悟
五条 悟
うん、届くよ
その言葉を聞けば、呪霊は勝ち筋を見出したかのように次の手を仕掛けた。
漏瑚
灰すら残さんぞ!五条悟!!!!!!!
五条 悟
五条 悟
んで、最も有効な手段はこっちも領域展開することだ。
同時に展開された場合、より洗練された方がその場を制するんだ
ゆりな
ゆりな
虎杖、少し下がってろ
虎杖 悠仁
?っす
黒い目隠しを指で取り下げ、掌印を結ぶ。
その青が顕になった時、それは成された。
五条 悟
五条 悟
領域展開...
      無量空処
漏瑚
──────...
そこは虚無であり充足。何も無いようにみえて、全てがある領域。
五条 悟
五条 悟
ここは無下限の内側。生きるという行為に無限回の作業を強制する。
皮肉だよね。全てを与えられるも何も出来ず、穏やかに死ぬなんて...

でもま、君には聞きたいことあるからこれくらいで勘弁してあげる
無音の次に響いたのは肉が千切れる音。
よく見る紫色の血が宙を舞って、星のように散りばめられる。
五条 悟
五条 悟
で、誰に言われてここに来た
漏瑚
(これが呪術師最強....!
生き物としての格が違う!!)
ゆりな
ゆりな
五条を殺すといいことでもあるのか?
命令されて動くタイプではないだろう
同じく赫を手に取りだし尋問する。
ゆりな
ゆりな
祓っていいか?特級なんて生かしてもめんどくさいだけだ
五条 悟
五条 悟
うーん…
その時だった
3人
!!
俺たちの間に、上空から降り注いだ太い木の幹が差し込んできた
フアッ🌸
五条 悟
五条 悟
お花だ〜
ゆりな
ゆりな
気を取られるな馬鹿野郎
その次の瞬間、現れたのはなんとも不気味な気配をもった新たな呪霊だった。
そして地面に刺さった根幹から花が咲き誇り、辺り一面を鮮やかに彩る。

不思議と削がれた戦意を覚まそうとしている内に、
そいつは生首状態の火山頭を抱えてすぐさまこの場から立ち去ろうとした。
虎杖 悠仁
先生!俺のことはいいからソイツを...
ごめん嘘やっぱヘルプ!!
ゆりな
ゆりな
俺が行く
五条が虎杖を助けてる間に俺は特級2匹の後を追う。


足に溜めた力を放ち、赫を打つ
放った赫が弾かれた
そして驚くべきことに、
彼奴の腕はこれまで戦ってきた呪霊とは比にならないくらいの硬さを持っていた。
ゆりな
ゆりな
チッ…
漏瑚
早く逃げろ!
花御
……分かりました
ゆりな
ゆりな
(これも言語を話せるか.....だが不気味だな)
音は理解できない。だが意味は理解できる....奇妙なことこの上ない。

会話から察するに逃げるつもりだ。そうはさせないと、
より呪力を解放して首を斬りつけようとした。が、
ゆりな
ゆりな
今度は根かよっ…!
地中から5、6本ばかりの太い木の根が俺を囲み、
瞬時に身体に巻きついた。そしてゆっくりと地中に潜り始めた。

蒼を放ち離したが
その隙間を縫われて逃げられてしまった。
ゆりな
ゆりな
チッ…逃げ足がはやいな....気配も悟りにくい
五条 悟
五条 悟
百合奈〜どーだった?
ゆりな
ゆりな
無理…逃げられたわ
五条 悟
五条 悟
あちゃ
後から合流した悟は、俺が立っている地面を見てフムフムと考え込む。
五条 悟
五条 悟
わぁ、地面凸凹。蒼使った?
ゆりな
ゆりな
木で拘束された。抜けるためにちょっとな
五条 悟
五条 悟
木か.....あの呪霊、どっちかってと精霊に近い感じだね。
ふむふむ、このレベルが徒党を組んでるのか。楽しくなってきたねぇ
ゆりな
ゆりな
だな…
虎杖 悠仁
百合奈さん大丈夫?!
なんて、こんな状況でも呑気な五条と会話していれば、
後ろから虎杖が走って合流してきた。
赤弥百合奈
赤弥百合奈
平気だ。虎杖こそ大丈夫か?
虎杖 悠仁
おう!先生が助けてくれたから!
そのせいで逃げられちまったけど....と、少し申し訳なさそうにしょげるが、
そもそも五条が連れてきたわけだから何も問題は無い
五条 悟
五条 悟
悠仁....というか皆には、アレに勝てるようになって欲しいんだよね
虎杖 悠仁
アレにかぁ!
五条 悟
五条 悟
目標は具体的な方がいいでしょ?
とりあえず予定早めてこれから一月、映画見て僕と戦ってを繰り返そう
虎杖 悠仁
先生と戦うの?!

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