今日は新曲のMV撮影の日だった 。
さっきのことがあってから 、メンバーと会うのが
とてつもなく気まずい 。今すぐ帰りたい
衣装に着替えて 、撮影場所によろよろと
重い足取りで向かう 。
急に横から樹愛羅がひょこっと出てきて
私の衣装に触れてきた
… かわいい 。
そうだ 、あの人たちが異常なだけで
樹愛羅は純粋でかわいいのかもしれない 。
話しかけてきたのが樹愛羅でよかった
目が急に変わった 。
私の知ってる樹愛羅じゃない …
全然純粋じゃなかった …
やだ気まずい気まずい見つめ合いとか
こんな時に限って運悪すぎ …
撮影だからにはやるしかない 。
絶対顔に出さないようにしないと …
カメラが回ったと同時に 、みりにゃが急に
座っていたソファーに押さえつけてきた 。
ぎりぎりカメラに映らないくらいの角度で 、
でもみりにゃは笑顔で 。
そう耳元で囁かれて 、私ははっとして笑顔に戻す
みりにゃは撮影が終わっても 、押さえつけている
手を離してくれず 、距離もずっと近いまま 。
そう言ってみりにゃは抱きついてきた 。
そう言って 、私の太ももをゆっくりなぞるように
触ってくる
私はその場を走って逃げてしまった













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。