第22話

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2024/06/14 15:40



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じょん、はなっ
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んんっ…、
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朝だよ?
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ㅎㅎ、おはよう
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…うん、おはようㅎ



























シュアの声が聞こえる。


それだけで凄く嬉しくて、泣きそうになった。


何も言ってくれない不安、

何を思っているのか分からないもどかしさ、

それが全てなくなると、

どうしようもなく嬉しくて胸がぎゅっと苦しくなる。


















































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シュアヒョン!
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ヒョーン!
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!!





















部屋を出れば、

また口を閉ざしてしまって

一歩後退りしてしまうシュアだけど。








































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…行こうか
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、コクッ























それでも大丈夫だから、

一緒に歩こうって

言ってあげたいなㅎ



















































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…皆んな、なんで集まって
もらったかは分かるな?
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…シュアヒョンの事ですよね
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あれ?ジョンハニヒョンは?
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シュアと寝てる
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…俺の部屋に集まる必要は、?
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ヒョンが最後に起きt
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ん?
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…なんでも
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…ヒョン、やっぱり無理でしたか?
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久しぶりに声聞けて嬉しかったけどねㅎ
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…まだ、みたい
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その日の夜、寝ているメンバーも起こして

緊急会議のようなものを行った。

























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…まず、シュアが怖かってるのは
お前達じゃない
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お前達を傷つける事だ
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そしてチームに危害を与える事
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それだけは分かってくれ
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ッ……
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…そんな事、無いのに
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…正直に言うと、傷ついたよ
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初めて、こんなに
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ホシヒョン…
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…よく、わかんないや
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どうすればいいか
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いつになく暗いホシの表情。


その傷は、シュアヒョン本人じゃないと

治すことができないだろうに。
































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…少し、シュアが慣れた後
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正直に言いな、傷ついたって
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え?
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ヒョン…?
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傷ついても、お前がシュアの事
嫌いじゃないっていうこと
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それを見せるのが1番だよ
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…そう、かな
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確かに、そうだよ
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1度の喧嘩で縁を切る中なら、
それもお互いが掴もうとしないから
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人間関係ってそんなもんだろ
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そっかㅎ
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でもその前に、愛を表現する事
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それが今俺達ができる唯一だから
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…、触れたら、ダメなのかな
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ドギョマ…
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俺も、ヒョンに抱きつきたい
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俺も…
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手握るくらいは…
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…シュアの反応確かめてからにしな
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じゃないと前みたいな事になるぞ
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…うん、

















一気に暗くなる雰囲気。


シュアも傷ついて、俺たちも傷ついて、

これじゃあ悪化するだけだ。


……早く対策を考えないと。







































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シュア
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ねぇ、シュア
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!、っ…
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起きたんだね
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……うん
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水を飲みに行った後に戻ると、

ウジの部屋の前で立っているシュアを見つけた。


暗くて、シュアの表情がよく見えない。


でも、返事をしてくれただけで

凄く嬉しかった。
























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……ジョンハナ
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ん?




















戻ろう、と声をかけようと

シュアの手を優しく握ると、

ふと僕の名前を呼ぶシュア。


目が暗さに慣れてきて、見えたその瞳には

心なしか涙が溜まっているように見えた。


みんなの会話を聞けなかったから、

なんでそんな表情なのかが分からない。

























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なんで皆んな、僕と触れたがるの…?
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え?
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……分かんないよ、なにも
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僕を見つめていた綺麗な目が、

ゆらゆらと酷く揺れる。


あぁ、それがお前の本心なんだね。
























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…傷、ついたくせに、僕のせいで
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それなのになんで愛そうとか言うの?
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…シュア
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意味分かんないッ



















































そう言いながらどこかに行こうとする、

危なっかしいシュアの腕を掴む。


僕より少し筋肉質だったはずの体は、

今ではもう僕と同じ、もしくはもっと細くなった。






























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…!、しゅあっ
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はな、してッ…























滅多に言わない事を言うから、

少しおかしいと思った。


































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熱あるじゃん、シュア
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ほっといてッ
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シュア、僕の目見て



















手首が熱いと思ったら、

おでこも熱かったシュア。


熱出たから、本心が出たんだね。


























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ん、はぁっ
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シュア、歩ける?
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っ…、やッ、はな、しって…
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…行こっか



















目も合わなくて、

力が抜けたのかふらふら歩くシュアを支えて

僕の部屋に向かった。



























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