第7話

6.大大大嫌い
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2025/04/03 08:00 更新
ワタクシは声を察知し、電源が入る。
No.1057
なんですの。話というのは。
グラナ・フロマージュ
わっ。びっくりした。突然目覚めるなよ。昨日みたいに音が鳴るのかと思ったのに。
No.1057
あら、失礼いたしましたわ。危険を察知しない場合は自分で目覚めるかを決めるのです。昨日のことは危機ですからね。強制的に電源も入りますわ。
グラナ・フロマージュ
そ。ところで、布団入ってもいい?寒いんだよね。
No.1057
えぇ。もちろん。
ワタクシはベットの端の方に行く。
No.1057
入れますか?寒くはないでしょうか。
グラナ・フロマージュ
ありがとう。寒くはないよ。じゃあ、話そっかな。
ワタクシはグラナさんの方向を向く。
グラナさんは天井を見つめながら話し始める。
グラナ・フロマージュ
私、正直に言うと、あんたの事大大大だーい嫌い。
ワタクシは自分の身体がキュッとなるのを感じた。
こんなに正直にはっきりという人初めて見ましたわ。
No.1057
えっと、理由を聞いてもよろしくて?
グラナ・フロマージュ
えっとね。私はまず弟のパダが大好きなの。あいつが生まれたその瞬間から。
No.1057
えぇ。それで?
グラナ・フロマージュ
今までずっと、女の子が近づかないように手を回してたんだけど、あんたみたいなよくわからない機械のせいであいつが少し動揺してるのよ。それであんたが鬱陶しい。
パダさんが勝手に思っているようにも感じましたが、言わずにワタクシは話を聞く。
グラナ・フロマージュ
それで、昨日はナイフを近づけちゃったんだ。あの時はその場の思いつきだったから今は後悔してる。ごめんね。でも、もうパダを動揺させないで。
No.1057
えぇ、善処致しますわ。
グラナ・フロマージュ
じゃあ、今日は一緒に寝よ?信頼の証として。
No.1057
わかりましたわ。では、おやすみなさい。
グラナ・フロマージュ
おやすみ。
大嫌いなのにこんな口約束で信頼を、、、不安定な方ですね。

パダさんとあまり動揺させない方法、、、。
考えるだけで眠くなりますわね。
原因も分からない事を考えるのは、無駄ですので
もう寝ましょう。
















翌朝
グラナ・フロマージュ
おはよう。1057。
No.1057
はい。おはようございます。
グラナ・フロマージュ
じゃあ、夜話したこと。よろしくね。
No.1057
えぇ、善処致しますわ。
昨日は大きな掃除をしたらしいので、今日はお仕事をしなくていいらしい。そのため、パダさん、グラナさんと町は行く。
パダ・フロマージュ
町といっても、リンベバみたいに大都会じゃないよ。広場があって、お店がいくつかあってなんでも手に入る。みたいな感じ。ここら辺の人がみんな出稼ぎに出たり、必需品を買いに来る場所なんだ。
No.1057
そうですの。では、何で行きますの?
グラナ・フロマージュ
馬車よ。馬といっても、ロバだけど。
グラナさんはロバをつれ、荷車に繋げる。
グラナ・フロマージュ
どうせ二人とも、運転できないだろうから、私がやるよ。
パダ・フロマージュ
ありがとう。姉ちゃん。
No.1057
ありがとうございます。
ワタクシたちはそう言い、荷車に乗る。

乗った瞬間に、グラナさんは手綱を使い
ロバを歩かせ始めた。

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