私の入るスペースを作って布団を持ち上げてこちらをちらりと見るるべ
少し子供っぽくて可愛いな、なんて本人には絶対に言えないけど
本当に可愛く見えて思わず笑みがこぼれる
布団に入るとるべの方を向くようにして肘で頭を支えて横を見る
いつもと違う景色に眠れないのか布団を握りしめてこっちを見つめるるべ
寝るために添い寝してるのにそれじゃ意味がないなと思っていると
昔母がやってくれたことを思い出した
るべの目を上から下に覆うように動かしてまぶたを閉じさせる
そして赤ちゃんにもやるようにお腹……
というわけにもいかず、頭を支える手を反対に変えて寝そべるようにしてから頭をぽんぽんとなでる
そこから特に話すでもなく互いに互いの瞼が落ち行く様をみていた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!