第47話

夢3~りうら~
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2024/08/14 11:22 更新
りうらside
また、炎の中
何回目だよ




前、案内人に止められたときに聞こえた声





あれは、お父さんと叫んでいた

あの子供の声は、きっと







りうらなんでしょ










その途端、ガツンと頭を殴られるような感覚

ガンガンと痛み出す頭
りうら
りうら
ッア“…グ…
全てが引っ張り出される


嫌な記憶、苦しい記憶、最低な記憶
???
お前なんかが___から
???
何でお前が___あの_____いる
???
全部____せいだ
全部、りうらが悪いの?


___が死んだのも?



熱い、熱い、熱い


頬を撫でる…いや、殴る勢いで燃え盛る熱風
炎の勢いは止まることを知らず

頭の中が絶望という単語で埋め尽くされる
心臓がバクンバクンと煩い

赤に染まる部屋に、別の赤色が差し込んでくる
ゴオォという音の中に、別の音が混じり出す


誰かの叫び声
何かの倒れる音
これまでは自分達に何の関係もなかった、あの車の音


騒がしい、騒がしい、煩わしい
心が傷ついている中、さらにそこに塩を塗ってくる音


ああ、俺を一人に世界はしてくれないんだな


絶望し、悲しみ、苦しみ、そしてまた絶望する
こんな無限ループ経験したくもなかった




____の匂いが充満するこの部屋の中










りうら こどもは一人、泣いていた

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