とと…さ…ま…
やぁ、エリ。
エリカはすぐさま三日月の元へ走り出し抱きついた。
父様…父様生きて…
あぁ。堀川もよくぞエリを守ってくれた。
いえ…僕はただ…貴方の言う事を守っただけですから…でもなんで…
それはまたゆっくり話そう。それより鶴は何処にいる?
鶴さんは歌仙さんにお説教されてるよ。
おやおや。鶴は悪戯ばかりするからなぁ。
早く中に入りましょう。鶴丸さんも待っていると思いますよ。
そうだな。エリ、中に入ろう。
僕がこの本丸の案内する!!僕と一緒の部屋に父様も入れる!!
そこまで一緒にいてくれるのか。嬉しいな。
おや、もう来てたんだね。三日月さんようこそ本丸へ。
燭台切か。歌仙もいると聞いた。よろしく頼む。
こちらそこよろしく。分からないことがあったらなんでも聞いてね。
あいわかった。
三日月達は本丸へ入り案内もした。歌仙に説教されている鶴丸の姿を見た三日月は笑っていた。
そして夜になった。
僕父様の隣で寝る!!
三日月が来てからずっと隣にいるなエリは。俺も三日月に引っ付いてやる!!
鶴丸は三日月にしがみついた。
ちょっと2人ともそんなに引っ付いたら三日月さんが困っちゃうよ。
いやいや問題ないよ。心配ありがとうな堀川。
三日月さんが大丈夫なら。
父様は今までどこにいたの?
俺か?色んな所を渡り歩いて政府にたどり着いた。まぁそういうところだな。
渡り歩いた話聞かせてよ!!
しかしなぁ…夜ももう遅い。その話はまた明日な。
えぇ…じゃぁ明日聞かせてよ!!
あいわかった。
エリカはすぐに眠りについた。
…三日月、あの後どこにいたんだ。君のことだ、エリを心配したのならすぐにこの本丸にたどり着けたはずだ。
鶴丸さんその話をするのならこの部屋を離れませんか。もしもエリカが起きてその話を聞いてしまえばエリカは悩みに悩んでしまうよ。
それもそうだな。これもエリカのためだ。部屋を移動しよう。
あぁ…
エリカの部屋から少し離れ部屋に3人は入った。
さて…本題に戻るが…
俺から話そう。だがどこから話せば良いか…
出来れば前の本丸の時くらいから話していただけると…
そうさな…まぁ簡単に言うと俺は「俺であって俺ではない」という事だな。
それって…
三日月、君…もしかして一度折れているのか?
そのもしやだ。
だけど一度折れた刀剣はもう元には戻らないはずじゃ…
俺は時間遡行軍に修復されたのだ。しばしの間拉致されていてな抜け出そうにも抜け出せずにいたのだ。しかし俺は修復時に時間遡行軍の力を体に宿らされていてな、俺の一部の体は時間遡行軍なのだ。
やはり少し時間遡行軍の気配がしたのはそのせいか。
僕にはさっぱり分かりませんでした。鶴丸さんどうして分かったんですか?
まぁ三日月とは前の本丸で長く過ごしていたからな。それにいつも隣にいたから気配にもすぐ気づく。
まぁそんなところだ。その後政府に身を引き取られエリの事を聞いたら政府の刀剣男士を派遣しながら様子を見ていると聞いて俺も行かねばと思ってな。
エリの居場所が分かれば行かないわけはないと…君らしいな。
この本丸に来るまでの道のりはわかったよ…でも一部時間遡行軍の力が入っている事をエリカに伝えなくていいの?
あれがこの事を聞いたらきっと泣いてしまうだろうな。もう暫くは話さないでおく。
そっか…
まぁ君の中の時間遡行軍の力が体をを侵食することは?
ゆっくりだが侵食している。俺の体も時間の問題なのかもしれん。だがまだ大丈夫だ。だが、もしも俺が暴走したら…
その後の三日月の言葉に2人は目を丸くさせた。
そんなことしたら今度こそ…
本気で言っているのか…それがエリのためだとでも?
鶴丸の顔は今まで以上に険しかった。
もしもの話だ。今は俺の神気で抹消を試みているが難しそうだ。暫く世話をかけることになりそうだ。
…はぁ仕方ない。堀川このことは内緒だ。だが光坊達には話しておく。言いな?
あいわかった。
エリカだけに秘密ってなんかエリカが可哀想に感じるけど…三日月さんの力が暴走しないためだ、お手伝いなら任せて。
さてと…そろそろ戻ろうぜ。エリカが起きたら面倒だ。
面倒なことなどないぞ?可愛いエリの顔が見れるではないか。
そういう問題じゃないんだ。
まぁまぁ2人とも夜中なんだから静かにね。
3人はエリカが寝ている部屋に戻り眠りについた。しかし鶴丸だけは三日月の件ともう1つ気がかりなことがあったがまた明日にすることにした。
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