あなたの下の名前side
最上階の扉まで来たので、太宰を降ろす
ドストエフスキーもついさっき到着したようだ
よかった、まだ解毒剤は使われていないみたい
太宰がこんなに人を信用するとは・・・乱歩さん恐ろしい
ドストエフスキーがヘリに乗った瞬間、操縦士であった吸血種(?)がドストエフスキーを鉄の棒で突き刺した
そういえば太宰と行動してたはずのシグマがいない
ドストエフスキーに殺されてるかもしれないってことね
in 管制室
元々管制室忍び込んで太宰たちが脱獄するところとか私がいた形跡とか無くそうと思ってたからちょうどいいや
でもムルソーって普通に刑務所だから壊しすぎると収容されてる犯罪者が暴走するかもしれないんだよな
忘れてたけど←
私は管制室の中の様子を外から覗き見る
うん、全員まだ気を失っているな
シグマはどこだ?
中に入ると、1番最初にシグマと思われる人物が足に当たった
仰向けに倒れている
慌てて私はシグマの容態を診る
それにしては特に目立った外傷はない
気を失っているというよりかは、本当に昼寝をしているような感じだ
ドストエフスキーの異能力が関係しているのか・・・?
Prrrrrrrrrrr📱
シグマのポケットから電話の着信音が鳴った
シグマが起きる気配はないので、私はとりあえず電話に出た
電話の主はニコライだった
さっきの台詞的に、私向けに電話したのか
いやなんで?
心なしかさっきよりテンションが低い気がする
私はスマホを耳から遠ざけて話す
上手くいったのか太宰達!
中也が背後にいた
こんなに近づかれて気づかなかったなんて
切れた・・・
調べろったってどうしろって言うんだよ
まず太宰がドストエフスキーの死亡を確認しないわけないだろ
中也はそう言いながらシグマの顔をペチペチと叩く
ニコライの話をしようとして、少し口ごもった
ニコライは中也達に聞かれたくない感じだったな
何でだろう
太宰とかの方が絶対頼れるのに
・・・まぁ別に隠し事してるわけでもないから話していいか
数分後
無事太宰と合流し、地上にシグマを連れて出た
シグマはいまだ眠っている
結局中也が15回落としてもシグマは目覚めなかった
可哀想
そんな癖あったの?
私の目の前でそんなことしてた記憶ないんだけど
Prrrrrrrrrrrrrrrr📱
今度は私のスマホが鳴った
3人でスマホに耳を傾けた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!