第16話

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2026/05/23 09:00 更新

クリスマスマーケットを楽しんだ帰り道――。

駅へ向かう途中、空から小さな白いものが落ちてきた。
あなた
……雪?

あなたの下の名前が手を伸ばくと、ふわりと雪が指先に触れて消える。
tg
うわ、初雪じゃん!
akky
テンション上がる!

みんなが空を見上げながらはしゃぐ。

イルミネーションと雪が重なって、街はまるで別世界みたいに輝いていた。
tg
写真撮ろ!

また始まる撮影大会。
tg
待って顔死んでる!
akky
寒いんだよ!

騒ぎながら笑い合う時間が、あなたの下の名前は好きだった。

でもその時。

少し離れた場所で、知らない女子たちの声が聞こえた。
mb
あれAMPTAKじゃない?
mb
真ん中の子、また一緒にいるんだ

胸がぴくりと痛む。

“また何か言われるかも”

そう思った瞬間、無意識に足が止まってしまった。

すると。
kty
あなたの下の名前?

隣にいたけちゃが気づく。
kty
……大丈夫?

優しい声。

あなたの下の名前は少し迷ってから、小さく頷いた。
あなた
……まだ、たまに怖くなる

正直に言葉にできたのは、前より少し強くなれたからかもしれない。

するとけちゃは、ふっと笑った。
kty
そっか
kty
でも、ちゃんと“怖い”って言えるようになったじゃん

その言葉に、あなたの下の名前は目を見開く。

前の自分なら、絶対隠していた。

平気なふりをして、一人で抱え込んでいた。

でも今は、こうして言葉にできる。

すると後ろからあっきぃが割り込んできた。
akky
はい暗い話終了ー!
akky
今からコンビニで肉まん買う人ー!
pr
お前ほんと肉まん好きだな

みんなが笑う。

その空気に、あなたの下の名前の不安も少しずつ溶けていった。

駅へ着く頃には、雪は少し強くなっていた。
pr
うわ積もりそう!
mz
明日休校ならんかな

改札前。
AMPTAK×COLORS
じゃあまた明日!

みんなが手を振る。

あなたの下の名前も笑って振り返した。

その時、不意にぷりっつがあなたの下の名前を呼び止める。
pr
あなたの下の名前
あなた
ん?

ぷりっつは少しだけ言葉を探すように黙って、それから言った。
pr
最近さ
pr
ちゃんと、自分の気持ち話してくれるようになったよな

あなたの下の名前は少し驚く。
あなた
……そうかな
pr
うん

ぷりっつは静かに笑った。
pr
それ、すごいことだと思う

胸の奥がじんわり熱くなる。

あなたの下の名前は雪の降る夜空を見上げた。

怖いことは、まだある。

嫌な言葉に傷つく日も、きっとこれからある。

でも。

“自分の気持ちを分かってくれる人がいる”

それだけで、世界は少し優しく見えた。

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