数日後――。
テスト期間に入り、学校はいつもより静かだった。
休み時間でも問題を出し合う声が聞こえたり、廊下で単語帳を見ている人がいたり。
そんな中でも、AMPTAKメンバーの騒がしさは変わらない。
図書室。
あなたの下の名前たちは今日も勉強会をしていた。
……と言っても、半分くらい雑談になっている。
けちゃがノートを差し出してくる。
説明していると、周りのみんなも集まってきた。
気づけば小さな授業みたいになっていて、あなたの下の名前は思わず笑う。
騒がしい空気。
でもその時、図書室の入口からひそひそ声が聞こえた。
あなたの下の名前の手が止まる。
胸がざわつく。
まただ。
聞こえないふりをしようとしても、言葉が刺さる。
すると次の瞬間。
低い声が響いた。
驚いて顔を上げると、ぷりっつが立ち上がっていた。
図書室は一気に静かになる。
ぷりっつは入口の方を見ながら言った。
空気が凍る。
女子たちは気まずそうに顔を逸らし、そのまま去っていった。
あなたの下の名前は戸惑ったままぷりっつを見る。
すると彼は少し気まずそうに頭を掻いた。
その言葉に、胸がぎゅっと熱くなる。
あなたの下の名前は俯きながら、小さく呟いた。
すると突然。
あっきぃが勢いよく立ち上がる。
すぐにいつもの空気へ戻っていく。
みんなの笑い声に包まれながら、あなたの下の名前はそっと思った。
前だったら。
こういう言葉を一人で抱え込んで、泣いていた。
でも今は違う。
守ってくれる人がいる。
隣で笑ってくれる人がいる。
そして、自分自身も少しずつ強くなれている気がした。
図書室の窓から夕日が差し込む。
オレンジ色の光の中で、あなたの下の名前は静かに笑った。
もう、“一人ぼっち”じゃなかった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!