フリーランスの仕事にも慣れてきた頃。
ポロンと 軽やかなLINEの通知音が鳴った。
青木くんだ…!!
皆と別れてからは SNSで情報追ったり YouTubeチェックしたりしてるけど
大きなステージ控えてるみたいで こっちからは連絡しないようにしていた。
スケジュール帳の来月のページを開いて休みを確認する。
うん…この日からなら連休取れそう!
…………ってことで。
来ちゃいました。
東京!!!!
空港について荷物を受け取り まずはホテルにチェックイン。
青木くんには 私が東京に遊びに来たことは内緒にしててとお願いし みんなを驚かすことに。
ただ 21人全員で集まれる場所も時間もなくて 色々考えた結果…
迎えに来てもらった青木くんに私が無謀過ぎる サプライズ計画を話すと 呆れた顔で笑った。
そりゃそうだよね…笑
普通に私 不審者で警備の人に連れていかれそうだし…
おすすめのお店があると青木くんについて行くけど 入っていったのは飲食店が入ってないビル。
芸能人御用達とかのお店なのかな…
エレベーターに乗り扉が開くとそこは ダンススタジオだった。
めっちゃニコニコ顔な青木くん。
不安になりながらも 恐る恐る着いて行き 部屋の扉の前で立ち止まった。
手に渡されたのは 私が人形サイズになった時に 青木くんが貸してくれたハンカチ。
頭にハテナを浮かべたまま 部屋の扉が開いた。
ボロボロに溢れ出てくる涙。
視界がぼやけてて何も見えない。
でも 会いたかったみんなが目の前にいる。
あの21人が…。
長瀬くんがハンカチで涙拭いてくれるけど…
ポンポンと織山くんの手が私の頭に触れる。
小さくなった時とは感触は違うけど 与えてくれる安心感は全く同じで
それすらも 私の涙腺が緩む理由の一つになってしまう。
うわぁぁぁ、さらに安心感持ってる人が来た…泣
紙袋からお土産のお菓子を出して みんなに渡すと 美味しー!とその場で食べてくれた。
相変わらず 賑やかな男子校みたい。笑
数ヶ月前 私はこの子達に守られてたんだなぁと感慨深くなった。
みんなお仕事だから 青木くんだけなのかな…
遊んでくれるってことだよね…?
また少しみんなと話したあと これ以上部外者が居座るのも…と思い スタジオから出た。
でも みんな元気そうで良かった〜!
派手髪になってた子達が何人かいたけど!笑














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!