
ベリアン・クライアン
ふぅ…ここまでは何事もなくつきましたね。主様、地面には雪が積もっております。滑らないようにご注意ください。

あなた
…えぇ、わかったわ。

ボスキ・アリーナス
ここからは深い森が続くが……道もかなり険しいな…雪も結構積もってやがる。

ルカス・トンプシー
これじゃあ、馬車や馬は使えないね。

ベリアン・クライアン
主様、申し訳ありませんが…ここからは歩いていただきます。

あなた
大丈夫よ。

ベリアン・クライアン
ありがとうございます。

ミヤジ・オルディア
この森を少し進んだら…もう警戒エリアだね。

ハウレス・クリフォード
そうですね。いつもなら、大量の天使が襲いかかってきます。

ラト・バッカ
クフフ…そうなったら楽しいですね。

ベリアン・クライアン
みなさん。主様を囲むように歩きましょう。

ムー
僕も!主様をお守りします!

あなた
……みんな、ありがとう…感謝するわ…

ハウレス・クリフォード
偵察隊の方々も警戒してください。
偵察隊 隊長
わ、わかった。
……人があまり訪れない古の塔の近くの森…
……結構道も険しいし…不気味なほど静かで美しいわね…
…それからしばらく、何事もなく私たちは歩き続けた。
ヒュー!
…風が強いわね…

ハウレス・クリフォード
足元が悪いです。主様、ご注意ください。

あなた
……えぇ、ありがとう…ハウレス。

ミヤジ・オルディア
ふむ…結構標高が高いところまで来たね…

ボスキ・アリーナス
はぁ…はぁ…疲れた…

ベリアン・クライアン
偵察部隊の方々は大丈夫でしょうか?

ハウレス・クリフォード
はい、10mほど後方にいるようです。

ラト・バッカ
それにしても、美しい景色ですね。

ハウレス・クリフォード
かなり向こうまで見渡せるな。

ムー
デビルズパレスは見えるでしょうか?

ルカス・トンプシー
方角的には逆だからね。見えないかも…

ムー
あれ?そうなんですね…

ミヤジ・オルディア
デビルズパレスはここから南だよ。

ムー
そうですが…じゃあ、峰の向こうにはなにがあるんでしょうか?

ベリアン・クライアン
廃墟が延々と続いています。人は住んでいませんね。

あなた
……そうなのね…

ムー
やはり天使のせいですか?

ベリアン・クライアン
もちろんそれもありますが……土地や水が、人が住むには適さない環境なのです。作物はほとんど育ちませんし…水にも身体に有害なものが含まれているそうです。

あなた
危ないわね……

ベリアン・クライアン
残念ながら世界のほとんどがそう言う土地です。四貴族や魔女族が治めている土地のみが人間が住むことができる地域なのです。

あなた
……そうなのね、初めて知ったわ。

ベリアン・クライアン
しかし、正確に言えば…サルディス家h一部汚染された土地も治めています。

ムー
へぇ〜何のためにですか?人は住めないし作物も育たないんですよね?

ラト・バッカ
クフフ…そう、とても過酷な環境ですよ。

あなた
ラト……?

ラト・バッカ
罪人を閉じ込める大きな監獄があるんですよ。周囲が汚染された湖で囲まれた監獄…投獄されたら、死ぬまで出ることはできません。

ムー
す、すごく詳しいですね…ラトさん。

ラト・バッカ
クフフ…そうですか?

あなた
……ラト…監獄に行ったことあるの…?

ラト・バッカ
はい、そうですよ。

ムー
えっ!?そ、そうなんですか?と言うことはラトさんも何か大罪を犯したんですか?

ラト・バッカ
いえいえ、私はなにも犯していません。

あなた
……じゃあ…なぜ…

ラト・バッカ
ふむ…あまり楽しい話ではないのですが………ふむ…

あなた
無理して話さなくてもいいのよ…?

ラト・バッカ
あっ…!綺麗な雪狐です!

あなた
え…?

ラト・バッカ
フルーレに毛皮をお土産に持って帰りましょう。
ダッ…
……全く…

ミヤジ・オルディア
ラトくんが自分のことを話すのは珍しいね。

あなた
……ミヤジ…?

ミヤジ・オルディア
さすが、主様だね…

あなた
……何のことかしらね…私はそんな大したことはしていないわ。

ミヤジ・オルディア
いや、私からみてもラトくんは、主様を信頼しているようだ。

あなた
……あら、そう…?

ミヤジ・オルディア
それにしても…私でも彼が心を開くのに長い時間を要したのに…主様にはすぐに心を開いたようだね。不思議だ。

あなた
……私もよくわからないけど…懐いでくれてるみたいね…嬉しいことだわ。

ミヤジ・オルディア
そうだ、主様。屋敷に戻ったら地下の執事室に遊びに来てくれないか?フルーレくんも交えて、お茶でも飲もう。

あなた
…!えぇ、もちろん。私でよければ、ぜひ参加させてちょうだい。

ミヤジ・オルディア
ラトくんの話し相手はいつも、私かフルーレくんばかりだからね。主様が来てくれれば…きっと彼も喜ぶはずさ…そうすれば、もっと彼も心を開いてくれる。彼の過去や心情について詳しく聞けるかもしれない。

あなた
…過去や心情……ね…

ミヤジ・オルディア
実は私も彼のことを全て詳しく知っているわけじゃないんだ。彼は自分のことをあまり話さないからね。これまで断片的に話を聞いたことがあるだけさ。

あなた
そうなのね……

ミヤジ・オルディア
詳しいことを知れれば…満月に出るあの症状も解決できるかもしれない。

あなた
……不安定になるものだったわね…確か………私があげた蝶々のお守りはどうだったかしら?

ミヤジ・オルディア
そのお守りなら、大切そうにいつも持っていたよ。

あなた
そう…それならよかったわ。

ミヤジ・オルディア
おっと……すまない。ダラダラと話してしまって。この話はまた今度にさせてくれ。今は任務に集中した方がいいね。

あなた
えぇ、わかったわ。
それからしばらく、私たちは雪道を歩き続けた。
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第66話 64🦋
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。