第65話

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2026/03/25 06:56 更新
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
ふぅ…ここまでは何事もなくつきましたね。主様、地面には雪が積もっております。滑らないようにご注意ください。
(なまえ)
あなた
…えぇ、わかったわ。
ボスキ・アリーナス
ボスキ・アリーナス
ここからは深い森が続くが……道もかなり険しいな…雪も結構積もってやがる。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
これじゃあ、馬車や馬は使えないね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
主様、申し訳ありませんが…ここからは歩いていただきます。
(なまえ)
あなた
大丈夫よ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
ありがとうございます。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
この森を少し進んだら…もう警戒エリアだね。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
そうですね。いつもなら、大量の天使が襲いかかってきます。
ラト・バッカ
ラト・バッカ
クフフ…そうなったら楽しいですね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
みなさん。主様を囲むように歩きましょう。
ムー
ムー
僕も!主様をお守りします!
(なまえ)
あなた
……みんな、ありがとう…感謝するわ…
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
偵察隊の方々も警戒してください。
偵察隊 隊長
わ、わかった。
……人があまり訪れない古の塔の近くの森…
……結構道も険しいし…不気味なほど静かで美しいわね…









…それからしばらく、何事もなく私たちは歩き続けた。




ヒュー!
…風が強いわね…
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
足元が悪いです。主様、ご注意ください。
(なまえ)
あなた
……えぇ、ありがとう…ハウレス。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
ふむ…結構標高が高いところまで来たね…
ボスキ・アリーナス
ボスキ・アリーナス
はぁ…はぁ…疲れた…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
偵察部隊の方々は大丈夫でしょうか?
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
はい、10mほど後方にいるようです。
ラト・バッカ
ラト・バッカ
それにしても、美しい景色ですね。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
かなり向こうまで見渡せるな。
ムー
ムー
デビルズパレスは見えるでしょうか?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
方角的には逆だからね。見えないかも…
ムー
ムー
あれ?そうなんですね…
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
デビルズパレスはここから南だよ。
ムー
ムー
そうですが…じゃあ、峰の向こうにはなにがあるんでしょうか?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
廃墟が延々と続いています。人は住んでいませんね。
(なまえ)
あなた
……そうなのね…
ムー
ムー
やはり天使のせいですか?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
もちろんそれもありますが……土地や水が、人が住むには適さない環境なのです。作物はほとんど育ちませんし…水にも身体に有害なものが含まれているそうです。
(なまえ)
あなた
危ないわね……
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
残念ながら世界のほとんどがそう言う土地です。四貴族や魔女族が治めている土地のみが人間が住むことができる地域なのです。
(なまえ)
あなた
……そうなのね、初めて知ったわ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
しかし、正確に言えば…サルディス家h一部汚染された土地も治めています。
ムー
ムー
へぇ〜何のためにですか?人は住めないし作物も育たないんですよね?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
クフフ…そう、とても過酷な環境ですよ。
(なまえ)
あなた
ラト……?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
罪人を閉じ込める大きな監獄があるんですよ。周囲が汚染された湖で囲まれた監獄…投獄されたら、死ぬまで出ることはできません。
ムー
ムー
す、すごく詳しいですね…ラトさん。
ラト・バッカ
ラト・バッカ
クフフ…そうですか?
(なまえ)
あなた
……ラト…監獄に行ったことあるの…?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
はい、そうですよ。
ムー
ムー
えっ!?そ、そうなんですか?と言うことはラトさんも何か大罪を犯したんですか?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
いえいえ、私はなにも犯していません。
(なまえ)
あなた
……じゃあ…なぜ…
ラト・バッカ
ラト・バッカ
ふむ…あまり楽しい話ではないのですが………ふむ…
(なまえ)
あなた
無理して話さなくてもいいのよ…?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
あっ…!綺麗な雪狐です!
(なまえ)
あなた
え…?
ラト・バッカ
ラト・バッカ
フルーレに毛皮をお土産に持って帰りましょう。
ダッ…
……全く…
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
ラトくんが自分のことを話すのは珍しいね。
(なまえ)
あなた
……ミヤジ…?
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
さすが、主様だね…
(なまえ)
あなた
……何のことかしらね…私はそんな大したことはしていないわ。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
いや、私からみてもラトくんは、主様を信頼しているようだ。
(なまえ)
あなた
……あら、そう…?
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
それにしても…私でも彼が心を開くのに長い時間を要したのに…主様にはすぐに心を開いたようだね。不思議だ。
(なまえ)
あなた
……私もよくわからないけど…懐いでくれてるみたいね…嬉しいことだわ。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
そうだ、主様。屋敷に戻ったら地下の執事室に遊びに来てくれないか?フルーレくんも交えて、お茶でも飲もう。
(なまえ)
あなた
…!えぇ、もちろん。私でよければ、ぜひ参加させてちょうだい。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
ラトくんの話し相手はいつも、私かフルーレくんばかりだからね。主様が来てくれれば…きっと彼も喜ぶはずさ…そうすれば、もっと彼も心を開いてくれる。彼の過去や心情について詳しく聞けるかもしれない。
(なまえ)
あなた
…過去や心情……ね…
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
実は私も彼のことを全て詳しく知っているわけじゃないんだ。彼は自分のことをあまり話さないからね。これまで断片的に話を聞いたことがあるだけさ。
(なまえ)
あなた
そうなのね……
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
詳しいことを知れれば…満月に出るあの症状も解決できるかもしれない。
(なまえ)
あなた
……不安定になるものだったわね…確か………私があげた蝶々のお守りはどうだったかしら?
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
そのお守りなら、大切そうにいつも持っていたよ。
(なまえ)
あなた
そう…それならよかったわ。
ミヤジ・オルディア
ミヤジ・オルディア
おっと……すまない。ダラダラと話してしまって。この話はまた今度にさせてくれ。今は任務に集中した方がいいね。
(なまえ)
あなた
えぇ、わかったわ。




それからしばらく、私たちは雪道を歩き続けた。

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