マイキーの家で暫くまったりしていると、イザナが蘭と竜胆を連れて姿を現した。それからパーティは始まり皆が飲み食いする中、食べ終わった蘭は私を外に連れ出した。
そう言って私の手を握った蘭は、スタスタと駅に向かって歩き出した。彼が「もうっかい付き合ってみっか」って言ってから、こういう事が増えた気がする。手を繋いだり頭撫でてくれたり…だけど、まさか外でもするなんて思っても無かった。
ぼけぇっと着いて歩くと電車に乗り込んだ蘭。
帰宅ラッシュの満員電車の中、私をドアの端にさり気なくエスコートし携帯を触り始めた。
携帯から目を離した蘭は、その視線を私に向けた
電車のドアが開き、電車から降りた。溢れる人をかき分けて進むと、背後から聞こえる蘭の声。そして彼は私の手を掴む。
こうして連れられて来たのは、蘭達がよく遊びに来ていたクラブハウス。さすが常連なだけあって、多くの人が蘭に挨拶しては手を振っていた。蘭は私の肩に腕を回し、カウンターへと向かうと椅子を引いた
という事で、私は久しぶりにお酒を頼む事にした。バーテンの男性ら明らかに未成年な私を見て目を細めたが、蘭のツレって事でカクテルを用意してくれる。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。