第85話

83
69
2025/09/02 06:44 更新
マイキーの家で暫くまったりしていると、イザナが蘭と竜胆を連れて姿を現した。それからパーティは始まり皆が飲み食いする中、食べ終わった蘭は私を外に連れ出した。
(なまえ)
あなた
蘭?
パーティ抜け出してどうしたの?
灰谷 蘭
どうもしねぇけど
お前、行きたい所ねぇの?
(なまえ)
あなた
特に無いけど
灰谷 蘭
んじゃ久しぶりに遊び行くか
そう言って私の手を握った蘭は、スタスタと駅に向かって歩き出した。彼が「もうっかい付き合ってみっか」って言ってから、こういう事が増えた気がする。手を繋いだり頭撫でてくれたり…だけど、まさか外でもするなんて思っても無かった。

ぼけぇっと着いて歩くと電車に乗り込んだ蘭。
帰宅ラッシュの満員電車の中、私をドアの端にさり気なくエスコートし携帯を触り始めた。
(なまえ)
あなた
ねぇ蘭
灰谷 蘭
んー?
(なまえ)
あなた
どこ行くの?
灰谷 蘭
よく行くクラブ
お前紹介しろってうるせぇし
(なまえ)
あなた
なるほど
でも私、化粧とかしてない
退院手続き終わってそのままの服だし
灰谷 蘭
可愛いから問題ねぇだろ
(なまえ)
あなた
っ///
え、それ本心?
灰谷 蘭
(なまえ)
あなた
ねぇ携帯見てないで
ちゃんと答えて!
灰谷 蘭
んだよ
携帯から目を離した蘭は、その視線を私に向けた
(なまえ)
あなた
可愛い…って本当…?//
灰谷 蘭
ん♡
お前すげぇ可愛いよ
お前のバカ加減は世界一だしなw
(なまえ)
あなた
もぉぉ!!!
蘭のバカ!!
灰谷 蘭
ってぇな、足踏む事ねぇよなッ
これオニューだっつったろ!
(なまえ)
あなた
はァ知らないし興味無いし!
女の子バカにした蘭が悪い!
灰谷 蘭
あァ!?
バカにバカって言って何が悪い!
(なまえ)
あなた
もういい帰る!

電車のドアが開き、電車から降りた。溢れる人をかき分けて進むと、背後から聞こえる蘭の声。そして彼は私の手を掴む。
灰谷 蘭
おい待てって!
(なまえ)
あなた
…何よ
灰谷 蘭
謝罪くらいしろよ
(なまえ)
あなた
第一声がそれ?
謝るの蘭の方じゃないの?
灰谷 蘭
ッはぁぁ…
何でまたこうなるんだよ
(なまえ)
あなた
それはこっちのセリフ
灰谷 蘭
…悪かった
(なまえ)
あなた
え?
灰谷 蘭
あ?謝れって言ったのテメェだろ
(なまえ)
あなた
そうだけど…
灰谷 蘭
俺にお前のこと
紹介させてくれるか?
(なまえ)
あなた
バカにしないなら…いいよ
灰谷 蘭
ん、じゃ行こ♡

こうして連れられて来たのは、蘭達がよく遊びに来ていたクラブハウス。さすが常連なだけあって、多くの人が蘭に挨拶しては手を振っていた。蘭は私の肩に腕を回し、カウンターへと向かうと椅子を引いた
(なまえ)
あなた
何でも飲んでいい?
灰谷 蘭
もちろん♡
という事で、私は久しぶりにお酒を頼む事にした。バーテンの男性ら明らかに未成年な私を見て目を細めたが、蘭のツレって事でカクテルを用意してくれる。
お待たせ
(なまえ)
あなた
ありがとうございます
へぇ、この子が噂の
お前の大事なヤツって子?
灰谷 蘭
そ♡
まさか年下に行くとはな
君、小学生ではないか
中学生?変な男に掴まって大変だw
(なまえ)
あなた
高校生ですっ
え、まじ!?
灰谷 蘭
気を付けろよ?ww
こいつ身なりこれで
かなり凶暴だから♡
(なまえ)
あなた
はぁ?蘭よりはマシです
灰谷 蘭
お前まだ怒ってんの?w
(なまえ)
あなた
別に怒ってはないけど…
大事な子って話らしいし…
可愛い子じゃんww

プリ小説オーディオドラマ