bc side
ボスは膝の上に置いた拳をギュッと握りしめた。
きっと残してきたメンバーたちに心を痛めているのだろう。
とんでもない経験だ。
今の人間界の状況を見たら結果が一目瞭然だ。
そう言うボスの顔には複雑な感情が渦巻いていた。
チャンビナははバッグの中に入れて持ってきておいた
G島について書かれた古い文書とその現代語訳を書いた紙をテーブルに出した。
俺は自分で訳した部分を指さした。
そこにはこう書かれている。
“呪霊界から戻りたければ、故郷を思い出し、慈しみ、故郷を喰らうのが吉”
“故郷を喰らう” 故郷というのは人間界の食物ということだったのか。
ボスは困り笑顔で肩をすくめながら呟いた。
その目には段々と涙が溜まっていく。
ボスはポケットからハンカチを取り出し目頭を触った。
それでも堪えきれなかったのか両手でハンカチを握り顔を抑える。
こんなボスの姿は初めてだ。
危険を犯してでも人間界のために調査を行った6人のチーム。その責任をずっと背負ってきたのだ。30年間。
チームの中には優秀な呪術師も多かったのだろう。
ボスはずっと罪悪感を抱えて生きてきたのだ。
ことが一旦落ち着き、いつの間にかテーブルの上に置かれていた人数分のコーヒーもぬるくなってしまった。
無事呪霊界に行くことの許可もゲットできたし、今日の交渉は大成功と言っていいだろう。
覚悟の決まったふたつの瞳が俺らに訴えかける。
30年間ずっと抱え込んで、自分の中に押し込んでいた罪悪感と向き合う覚悟だ。
そう言ってボスはソファから立ち上がった。時計を見ると、もう5時を指していた。
ボスは俺たちを本部のロビーまで見送ってくれた。
ご飯食べたら戻れるってどういう設定だよってね()
ちょっと頭回んなかったです🙃
ちょっと3RACHAの出番多すぎましたね笑
次回から他にもメンバーも出してくので!🫶🫶
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!