第3話

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2024/03/08 06:00


これから漫画の内容入っていきます。

八尋寧々

本名と血液型と家族構成と死亡日を教えてって言ってるだけなのに！けち！

花子

なんで相性占いに死亡日が必要なの？

源光

ま、まぁまぁ…

花子

てゆーか、相性なら好きな人と占いなよ
源センパイとかさー

源光

源先輩？

八尋寧々

みっ、源先輩は好きっていうか憧れなのよ！

八尋寧々

タレントやアイドルと同じ、手は届かなくても見てるだけで幸せなの

八尋寧々

生徒会長だしかっこいいし優しいし頭も良くって…

八尋寧々

フフ…源先輩…なんて素敵な殿方…

あなた

良かったね、褒められて

源輝

それはどうも…

源輝

えーと…驚かせちゃったかな…

八尋寧々

み"っ、みみみみみ源先輩と静平先輩！？

源光

兄ちゃん！あなたさん！

八尋寧々

兄ちゃん！？あなたさん！？

源輝

探したよ光

あなた

元気ー？コウ

八尋寧々

どっ、どういう

源輝

君が八尋さん？
初めましてかな

源輝

僕は源輝、いつも弟がお世話になってます

あなた

静平あなただよ、コウをありがとね

八尋寧々

は、はい…♡

源輝

それで…

源輝

…君か

花子

…

あなた

..

源光

…

源輝

光、おいで。話がある

源光

あ、うん…

源輝

あなた、大丈夫かい？先に帰っといてもいいよ

あなた

八尋さん興味あるしここに居る

源輝

そう、気をつけてね

あなた

ん、

八尋寧々

はっ、そういえば同じ苗字！！

花子

遅いよ




あなたside

あなた

ね、八尋さんだったよね
ネネってよんでい？

八尋寧々

もっ、もちろん！！

八尋寧々

ぁの、その、私もあなた先輩って呼びたい..っていうか…いいですか？




人差し指をつつき合いながら恥ずかしそうにしているネネ

んー、可愛い

あなた

ふふ、いーよ

あなた

よろしく、ネネ

八尋寧々

よ、よろしくお願いしますっ、あなた先輩！

八尋寧々

それで…

八尋寧々

あなた先輩って..見えるんですか？

あなた

？、なにが？

八尋寧々

いや、あの、源先輩とよく居るからこっち側だと..勝手に決めつけちゃってました、ごめんなさい…




ショボショボと徐々に小さくなっていくネネ

話の流れ的に怪異の事かな

あなた

怪異の事なら見えるよ
まぁ、真っ黒で塗り潰されてるから見えるって言っていいのかは分からないんだけど

あなた

そこにもいるんでしょ？




スっとネネの横に視線をやると、居るであろう怪異はピクっと肩を跳ねらせた

花子

分かるんだ

あなた

..今なんか言った？
ごめん、私声届かないの

八尋寧々

え、見えるのに聞こえないんですか？




んー、と考える仕草をしながら昔テルに言われたことを思い出す

あなた

昔から音がする方はよく行くタイプでね、よく怪異と鉢合わせてたもんだからテルに御守り貰ったんだ

あなた

何かと変なものを引きつける体質持ってるからさ、見えないと危険って言われて、目だけはそのまま

八尋寧々

そうなんですね..

八尋寧々

あの、源先輩は毎回危険な目に遭うあなた先輩を助けに来たんですか！？

あなた

え、




フスフスと鼻息を荒くしながら前のめりで聞いてくるネネ

こういう話が好きなのかな..？

あなた

まぁ、そうだね
家が近かったのと、よく遊んでたから

八尋寧々

どうやって助けに来たんですか！？

あなた

怪異の後ろからザックリ斬って倒してたよ

八尋寧々

他には！？

あなた

上から串刺しにした時もあったなぁ

八尋寧々

他には他には！

あなた

剣ぶん投げてた時もあった




───────

────

──

八尋寧々

やっぱり源先輩かっこいいです..♡♡

あなた

（疲れた..）




まさか記憶を思い出すことがこんなにも頭を痛くさせるとは

ズキズキするーー…

源輝

あなた、帰ろう..って、大丈夫かい？

あなた

テル..頭いだい…

あなた

疲れた..おんぶ…

源輝

あなたがこんなになるなんて、八尋さん何を話してたの？

八尋寧々

源先輩の武勇伝です！

源輝

僕の..？まぁいいや、あなたは連れて帰るよ。またね、八尋さん

八尋寧々

はい！




 グイッ

あなた

ゔーん..

八尋寧々

  キャー！お姫様様抱っこー！！

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第4話 4

みそ

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。