ベル ? そう言ったら
担当の方が 写真を見せてきた
待ってこの写真
グイッ ,
手を繋いでるけど その手を強引に引っ張る
でも離すと 逃げちゃうし
この人の話も聞きたいし ,
取り敢えず 家に入れて話聞くか
そう言って僕は あなたの下の名前を家の中にいれ
また外に出た
あなたの下の名前は すぐにお気に入りの
ソファーで丸くなり ,
寝てた
やっぱ 身体は人間でも
猫なんだよなあ …
この写真 あなたの下の名前にすごく似てるし
大雨の中 逃走か ,
僕と会った日も大雨だった .
確かにこんな綺麗な毛並みの子猫
どこから来たんだろうだとか
野良にしては 綺麗すぎるし
こういうのは 野良にいるのか ,?
とかは 考えてたけど …
でもなによりも その理由だけに
探してるの ?
ベルはきっと あなたの下の名前
だけど僕は返さない
あなたの下の名前が あんなに震えてた
あんなに嫌がってた
きっと あなたの下の名前は
何かしらのトラウマがあるんだ
なのに ,
そう言って 保健所の人を後にした
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。