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第50話

48 ⌒ 、
112
2026/02/25 09:00 更新

私達はお互いの話をしながら、いくつかのアトラクションを巡り、

今は、最後のアトラクションへと向かって歩いていた。




最初の燐音くんからの提案の通りスタンプラリーの設置場所を順番に周っている間、


仕事の前視察のために…なんて燐音くんに誘われたけど、実は私を息抜きさせるため…楽しませるために誘ってくれたんじゃないか


…なんてことを考え始めるほどには余裕も出来て、結構楽しめていた。


もし本当に、燐音くんが私を楽しませるために連れてきてくれたのなら、それは大成功だ。


天城燐音
天城燐音
さァて、最後は……

その言葉で、はっと思考の世界から現実へと戻ってくる。



燐音くんが見上げた先にあるのは観覧車。



もうすっかり日も暮れ始めていて、観覧車のライトアップが光り輝き、とても綺麗だ。

あなた
わぁ…………



思わず感嘆の声が零れる。


天城燐音
天城燐音
ライトアップされると、また違って見えるもンだなァ
あなた
うん、想像以上だよ!
天城燐音
天城燐音
とはいえ、本番はここから…だろ?


その言葉を合図に手を差し出され、驚いて燐音くんの方を見る。

……が、燐音くんはニコニコと笑うだけだ。


この手をとったら、まるで、エスコートされているみたいになるじゃないか。

天城燐音
天城燐音
ほら、乗らねェの?


……観覧車も行ってしまうので、大人しく手を取った。



観覧車に乗り込めば、ゆっくりと上昇していく。


上昇すればするほどに、下から見上げた景色とは比較にならないほどの夜景が広がる。


天城燐音
天城燐音
スタンプラリーの最後が観覧車なのは、これを考えての事かァ?
天城燐音
天城燐音
スタンプラリーの最後を観覧車にすれば、ライトアップされた観覧車と、観覧車から眺める遊園地の夜景を堪能できる…だろォ?
あなた
うん…それを考えて観覧車を最後にしたんだけど……こんなに綺麗だなんて、思わなかったな



観覧車からの夜景はさぞ綺麗だろう、なんてことは想像していたのに



その想像を優に超える、数々の明かりから目が離せない。



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