外はまだ明るい。
だが私は会社から帰って来てすぐ、パソコンを起動した。
会社は辞めた、いや今日辞めてきた。
と言った方がいいのだろうか。
ブラック会社で私は心身の疲労のせいで
遂に倒れてしまったのだ。
だから辞めてきた。
でも早く帰ってきたのは
らっだぁに私が倒れてしまった話を聞いて欲しい
と思ったから
その瞬間、またらっだぁの部屋が暗くなる。
らっだぁの後ろにはあの時の薔薇が凛と咲いていた。
この中は年も取らないから、
生き物は全員死なないらしい。
青い薔薇、らっだぁに良く似た青の薔薇。
その美しさに惹かれてしまう。
いけない、じっと考え込んでいるらっだぁの顔を
見つめてしまっていた。
らっだぁは部屋に飾られていたその薔薇を手に取り
私に告げる。
覚えてる、君が初めて私にくれようとした物だから。
嬉しそうに目を細めながら笑う。
私に告げられた言葉は、
私が思っていたものより衝撃的だった。
▷…え?
理解するのに時間がかかった。
そんな私の気持ちとは裏腹ににっこり笑う彼。
私の脳は未だ混乱しているらしい。
どういう意味か、分からなかった。
そっとこちらに手を近付けてくる。
恍惚とした目は私を捕える。
怯えた私にらっだぁの手がどんどんと近づいてくる
ピコンッ。
私とらっだぁを区切る様にメッセージが現れた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。