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第1話

第1話「出逢い」
39
2025/06/18 13:04 更新
初めまして!
私の名前は香藤咲和かとう さおです!
突然ながら私、好きな人がいるんです
_咲和@さお_
咲和さお
 ふぅ…今日も疲れたなぁ…    
_咲和@さお_
咲和さお
 まぁでも、部活に行ったら先輩に会えるもんね~ ♫    





_怜@れい_
れい
 香藤!来たな~    
_咲和@さお_
咲和さお
 あ、ちょっと遅かった感じっすか…    
_怜@れい_
れい
 あ~、まだ出席確認終わったとこだし大丈夫! 
_咲和@さお_
咲和さお
 それなら良かったです! 
そう、私の好きな人はこの先輩!
神守怜かみもりれい」先輩なんです!
パートリーダーのすごい先輩なんですよ!
まぁでも、先輩は後輩に優しいし、頼りがいがあるし、演奏上手いし…
おまけにイケメン!
そりゃあもうモテモテな訳ですよ…
だから私が先輩と付き合うとか、そう言うのは烏滸がまし過ぎる!
あくまで後輩として、先輩と話せるだけで充分過ぎるんです…
_怜@れい_
れい
 じゃ、一旦いつもの場所に練習台持って行っといて~    
_咲和@さお_
咲和さお
 はい! 
あ、まだ何部か言ってませんでしたね
そう、私は………
「吹奏楽部」所属です!
パートは……練習台の下りでお分かりかな?

パーカッションパートです!
自慢じゃないけど、小1の頃からドラムを習ってて…
それで、吹奏楽部入って先輩に一目惚れして、第一希望パーカッション!
見事にパーカッションパートに選ばれましたっ!
_咲和@さお_
咲和さお
 ( さぁて、今日も練習頑張るぞ~! )    






部活終わり、こんな話が耳に入りました
_咲和@さお_
咲和さお
 ( あれは…卓球部? )    
mob
 そう言えば知ってる~? 
mob
 あそこの廃校舎、「出る」らしいよ 
mob
 え~、怖ぁ 
mob
 なんでも、夜になったら音が聞こえて来るんだって 


こんな話、オカルト大大大好きの私にとっては、行くしかない案件なのです!
うちの親は家には基本いない…
お父さんは長期出張、お母さんは夜に仕事してるから平日は会わないし…

よし、行けるな
廃校舎は基本的に開いてたはず…
てか、放置されすぎてるんだよな、あそこ
夜になって、校舎に足を踏み入れる
_咲和@さお_
咲和さお
 ぅぉ~…雰囲気出てる…    
こうやって夜の学校に入るのが夢だった
今凄く興奮してるんです!!

にしても、音なんて聞こえない…
やっぱり、そんな事ある訳…

~♫
_咲和@さお_
咲和さお
 …ぇ、今のって 
_咲和@さお_
咲和さお
 いや、まさかね…    


~♪
_咲和@さお_
咲和さお
 ( いや、やっぱり聞き間違えじゃない…今の音 )    
_咲和@さお_
咲和さお
 トランペットの音だ!! 




音が聞こえる場所の窓を覗いてみる、でも特に何も見えない
ドキドキとしながらドアを開けると、そこには…


¿
¿
 ~♪♫    
演奏をする、幽霊達の姿があった
見た目だけじゃ幽霊とはわからない、でも直感で感じた
これは生きた人間じゃない、って
霊感があるわけじゃない、見えるはずがないのに…
¿
¿
 ! 
演奏が終わって、幽霊と目が合った
終わった
逃げないとって分かってるのに、体が動かない

此方へ近づいてくる

手を握られた
死んだと思ったその瞬間
思いもよらない言葉を投げかけられた


¿
¿
 演奏、どうでした? 


そう、これが




「オカルト吹奏楽部」の始まりだった




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