初めまして!
私の名前は香藤咲和です!
突然ながら私、好きな人がいるんです
そう、私の好きな人はこの先輩!
「神守怜」先輩なんです!
パートリーダーのすごい先輩なんですよ!
まぁでも、先輩は後輩に優しいし、頼りがいがあるし、演奏上手いし…
おまけにイケメン!
そりゃあもうモテモテな訳ですよ…
だから私が先輩と付き合うとか、そう言うのは烏滸がまし過ぎる!
あくまで後輩として、先輩と話せるだけで充分過ぎるんです…
あ、まだ何部か言ってませんでしたね
そう、私は………
「吹奏楽部」所属です!
パートは……練習台の下りでお分かりかな?
パーカッションパートです!
自慢じゃないけど、小1の頃からドラムを習ってて…
それで、吹奏楽部入って先輩に一目惚れして、第一希望パーカッション!
見事にパーカッションパートに選ばれましたっ!
部活終わり、こんな話が耳に入りました
こんな話、オカルト大大大好きの私にとっては、行くしかない案件なのです!
うちの親は家には基本いない…
お父さんは長期出張、お母さんは夜に仕事してるから平日は会わないし…
よし、行けるな
廃校舎は基本的に開いてたはず…
てか、放置されすぎてるんだよな、あそこ
夜になって、校舎に足を踏み入れる
こうやって夜の学校に入るのが夢だった
今凄く興奮してるんです!!
にしても、音なんて聞こえない…
やっぱり、そんな事ある訳…
~♫
~♪
音が聞こえる場所の窓を覗いてみる、でも特に何も見えない
ドキドキとしながらドアを開けると、そこには…
演奏をする、幽霊達の姿があった
見た目だけじゃ幽霊とはわからない、でも直感で感じた
これは生きた人間じゃない、って
霊感があるわけじゃない、見えるはずがないのに…
演奏が終わって、幽霊と目が合った
終わった
逃げないとって分かってるのに、体が動かない
此方へ近づいてくる
手を握られた
死んだと思ったその瞬間
思いもよらない言葉を投げかけられた
そう、これが
「オカルト吹奏楽部」の始まりだった


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!