ㅤ「ㅤㅤ日本語のお勉強ㅤㅤ」
西川ㅤside
いつもはジェスキーに英語を教えて貰ってるので、今日は日本語を教えてあげよう。
…というのが建前で、好奇心と彼氏であるジェスキーにちょっと悪戯したいだけだったりする。
絵文字を3つ並べた画面を表示させ、貴方を探す。
「Jesky、」
「IㅤteachㅤyouㅤJapaneseㅤ…ㅤtodayㅤ.」
「 Reallyㅤ?ㅤ Thankㅤ youㅤ.」
快くオッケーしてくれた。ニコニコなジェスキーに、さっき表示させたスマホを見せる。
「ㅤ🌳ㅤ🍣ㅤ🌞ㅤ」
「thisㅤisㅤ木ㅤ,ㅤtreeㅤ.」
「きぃ、」
「thisㅤisㅤ寿司ㅤ,ㅤsushiㅤ.」
「ohㅤ!ㅤsushiㅤ.」
「thisㅤisㅤ太陽ㅤ,ㅤsunㅤ.」
「たぁいよ、ぅ」
ジェスキーがお利口にリピートしてくれている。少したどたどしいのも愛おしく思う。
「Yesㅤ,ㅤconnectㅤconnectㅤ」
繋げて、と指示を出す。
「き、すしぃ、ったいよぅ」
上出来、と言わんばかりに口角が上がる。俺の悪戯は予定よりも上手く行きすぎている。
「Whatㅤ doesㅤ thatㅤ meanㅤ?」
どういう意味?と問われては少し返答に困る。
ゆっくりと顔を近付け、ジェスキーのほっぺたに口付けを落とす。
説明するよりわかりやすいかな、ってだけけの単純な思考だった。
その後、練習中でもジェスキーが「き!sushi、たいよぅ、!ケータロウ!」なんて連呼するとは思わずに。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!