目黒Side
おれがお手洗いに行こうとしてた時だった。
誰か、泣いてたんだ。声の高い女の子でも声の低い男の子でも無い誰かが。
思ったんだ。
あの声は。
俺は思った。
あなたとの事解決しようとして勇気出して行ったんだって
そこには、ラウールとあなたの声がして、
何故か分からないけど康二の声もする。
お手洗いが終わって台所でなんか食べようとして向かったんだ。
そしたら舘さんがいて、こう言ったんだ。
って
それで思ったんだ。
あなたは康二を頼ったんだ。
康二はあなたに頼られたんだ。
いつも康二は助けてもらう側で頼った側なのに、もう前の康二とは違って
誰かに頼られてる。
康二。
絶対あなたとラウールを仲良くさせるんだぞ。
頼んだ。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!