私は社長に呼ばれたので軽くネクタイを締め直し、社長室の前で一度姿勢を整えた。
コンコン、と三回ノックをすると、中から短く返事が返ってきた。
私は静かに扉を開ける。
そう言うと、今回の依頼の資料等を渡してきた。
そう言って、私は社長室から出た。
社長室を出ると、廊下の先には二人の青年が待っていた。
一人は腕を組みながらこちらを見つめ、もう一人は壁にもたれながら退屈そうに立っている。
私は二人の前で軽く頭を下げた。
私達、三人はDS専用車へ乗り込む。
車内には静かな空気が流れ、聞こえるのはエンジン音だけ。
私は窓の外を眺めながら、これから向かう現場の資料へ目を通した。
DS専用車がゆっくりと停車した。
窓の外では規制線が張られ、隊員たちが慌ただしく走り回っていた。
事件現場は、金属取扱店。
私は空調マスクを被り、車を降りた。
近くにいた隊員は資料を見せながら説明を始めた。
私は静かに頷いた。
すると隣でマックスが腕を捲り端末を取り出す。
カートは店全体の地図を見渡しながら小さく呟いた。
私は、隊員からもらった見取り図を広げた。
2人に作戦を伝えると、私は外と繋がっている無線を耳に当てた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!