翌日______
すこーし気まずかったけど、一日で茜と輝くんは仲は戻ったみたいで
そして、茜も話してくれるようになった
ちゃんと、幼馴染として
避けないでくれて
それが、ただただ嬉しい
これが私の幸せ
別に振り向いてくれなくなっていい
だから______
アオの大きい声
そんなに考え事に集中しすぎてたかな
教室の中、ガヤガヤと聞こえる話し声の中には数人の困惑の声が聞こえた
何かを"失くした"
そう友人に伝える声が教室の中に響く
『おい!大変だぞ!』
と廊下から一人の生徒の大きい声
私達は廊下に出て
その声が聞こえた場所まで向かった
『ロッカーの扉がない!』
ガヤガヤといろんな人の声や物音が聞こえる中、そんな声が聞こえる
と誰が犯人かと模索する人も現れる
妥当な反応だ
私は手を叩いて、みんなの注目を集めた
私は風紀委員、みんなをまとめるのも一つの仕事...
というか、茜が助かるだろうからやってる
ザワザワと話していた声が少しだけ収まった
みんな落ち着きを取り戻したのか、ちらほら教室に戻る生徒、自分のロッカーの様子を見る生徒が見える
ホッと息を吐いた
その時、誰かに裾を握られて軽く引っ張られる
促されるように後ろを向く
少し悲しげな顔をしたアオだった
アオの声は震えてる
不安なんだね
安心させるように、私の制服の裾を握っていた手を優しくほどき
その細い手を包むように握った
少し不安な様子だけど、落ち着いたようでアオの手が私の手を軽く握り返してくれた
相変わらず小さいなぁ
元気が出たのかな
少し明るくなった気がする!
いやぁ、まさか旧校舎まで来ちゃうとは思ってたなかったな
ここは怪異が多いから少し苦手、
その時、ドサッと誰かが居る物音がした
ちょっと怖いかも
怪異とか遭遇したら、私何もできないし
寧々ちゃんだ
それに、奥に居るのは怪異...?
どうしよう、これじゃあ
"間に合わない"
ははっと乾いた笑いを漏らす
と彼らに聞こえない場所で呟く
遠くからだったけど、凄いものを見た
映画みたいな、ドラマみたいな________
少し時間が経ち
アオも寧々ちゃんと仲直り(?)したようで
ご機嫌だった
NEXT_________










































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!