第7話

24:54
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2024/02/25 02:02 更新
暁山瑞希
絵名!



さっきの場所にようやくたどり着く。



東雲絵名
ちょっと瑞希!これどういうこと!



絵名はボクに聞こえるように叫ぶ。



暁山瑞希
ボクにも分からない!でも…



暁山瑞希
ミクが、早く逃げろって



一瞬、ふたりとも黙り込む。



その時、近くの鉄柱が倒れた。



東雲絵名
早く帰るよ!



東雲絵名
瑞希、スマホ!



そうだ。



ボクが持っていたから、絵名は帰れなかったんだ。



暁山瑞希
わかった!



手を繋ぐために絵名の方を見た。



その時



暁山瑞希
ッ!絵名!



鉄柱が



東雲絵名
何よ!



倒れてくる。



暁山瑞希
危ない!避けて!



ボクは決心した。



絵名の方に走ると、思いっきり付き飛ばした。















…生暖かい何かを感じる。



多分、ボクの血だ。



ああ、ボク、ここで死ぬんだな。



東雲絵名
瑞希ッ!



絵名の叫び声が聞こえる。



東雲絵名
なんで…なんでアンタが



東雲絵名
ねえ!死んじゃだめ!



絵名は必死にボクを揺さぶっているのだろう。



暁山瑞希
ごめんね…絵名



ボクは小さく呟いた。



絵名をこんな目に遭わせたのはボクだから。



こんなことになったのも、ボクだから。



全て、ボクが悪いから。



ねえ、絵名早く帰って。



ボクのスマホを使って、絵名だけでも…



東雲絵名
瑞希…瑞希!



何で逃げないの…?



東雲絵名
私のせいで…



何で絵名のせいなの…?



ボクが悪いのに。



ごめんね、絵名。



全てボクの所為。



ボクは、意識を手放した。

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