手紙を読み終わった俺は赤くなった目を隠すように
顔を俯かせながらヒョンたちの元に行った
やっぱりヒョンの腕の中は暖かいなぁ……
あなたの為に
あなたが安らかに眠れる為に
俺が今できる精一杯のことをしなければなんだ.
数日後.葬式の日
俺たち13人は黒い喪服に身を包み
式場へとやってきた.
もう既に泣きそうなのに
そんなに優しい言葉をかけられたら今すぐにでも
涙が溢れそうになるなぁ……ㅎ
?)では皆様,お席に着いて下さい.
あなたにみんなから花を添える時
久しぶりに近くであなたの顔を見た
色白で
綺麗な肌には
少しの化粧が施され
更に美しくなっている
でもその目は開くことはなく
笑顔を見せることも無い
細くさらさらな手はピタリと動くこともない
ただただ冷たい君に
俺はラナンキュラスをひとつ添えた
完 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!