学校案内も何故かふたりが着いてきて、
結局、一緒に帰る流れになってしまった。
両手にアイスを持っているギュビンが
「これも美味しいよー」と言いながらどれにするか進めてくる。
ドヤ顔をしてきたギュビンは
「じゃあ、俺のおすすめにするね」と、私が選ぶ権利もなく、レジにアイスを持って行ってしまった。
ギュビンが御曹司?
ということは、義母さんが言ってたのは
ギュビンのことだったのかな…
もうアイスを食べ終えたらしいギュビンが、思い出したというように喋りはじめる。
寮というのは
学校の近くにある寮のことだろうか。
そんなのがあるのは初耳なんだけど。
ギュビンみたいな御曹司がたくさん……?
御曹司はひとりだけじゃないってこと…?
と言っていると、
その寮とやらに着いていて、「ほら」というように
張り紙を見せられる。
そこには確かに
新入居者が決定したみたいなことが書いてある。
と義母さんとの会話を思い出していると
二階に繋がっているであろう階段から
ぞろぞろと人が降りてきた。
なかなか会話についていけなくてあたふたしていると、
1人の生徒と目が合う。
その一言に、全員の視線が私に向く。
空気と化してたから、私に突っ込んでくれてありがとう。
と私が自己紹介をする前に、
ギュビンが代わりにしてしまった。
私に突っ込んでくれた少し怖めの人とギュビンが戯れあっていると
突然大声を出しながら、私の手を握ってくる。
何故か苗字も知られていたので、
ギュビンが言っていた新入居者というのは私のことらしい。
私の何を言ってたんだろう。個人情報的な?
整った顔を覗かせて、握手を求められるから
恐る恐る手を握る。
ギュビンとゴヌクは結構仲が良いのかな? ←
無表情だと感じが悪くなるかもと思って
笑顔で返してみる。
ギュビンは定期的に可愛いという言葉を発するみたいだから、間に受けない方が良策らしい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。