テストも前日に迫って、ひとりで図書室で勉強中。
最初は人も多かったけど、下校時刻に近づくと人はいなくなって、いつの間にか私だけになっていた。
鞄に荷物を詰めて、帰りの準備をしていると、
突然扉を勢いよく開けてきた誰かに腕を引っ張られて、
貸出カウンターの中に押し込まれた。
口元に人差し指を当てられる。
何人かの女の子たちの声が聞こえてきたけど、私の腕を引っ張った人は、そのまま女の子たちがパタパタと去っていくのを確認してから、外に出た。
ネクタイの色を見ると、3年生だった。
なんかずっと見つめてくる…
なんて真剣な顔で答えてくるから、
思わず笑ってしまう。
最初は怖い人だと思ったけど、微笑んだ顔はすごく可愛らしい人だと思った。
この先輩も、モテる人ってことか…
ん? ていうか…
あなたちゃんって
普通に呼ばれたから違和感なかった。
確かにと思って、この人の名札を探すけど、見当たらない。
うーんと考えながら自分の名前をたくさんあげてくる。
初対面の人をオッパ呼びする勇気はなくて、
無難に先輩呼びにすることにした。
もう会わない気がするし。
そう思ってたけど、
こんなに絡まれることになるとは思わなかった。
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メテュペンの皆様、お待たせしました。
やっと出せました…ㅠ














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。