第57話

君の右側で
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2026/02/17 15:00 更新
___レイside
:
:
With You and demon
レイ
(何が起きた)



首、とんだ!!



嘘だろ、








何で・・___
下等種が。





鬼は足で追ってきたやつの顔を踏みつけると、長い剣をザクリと顔に差し込んだ。





くそっ…最悪のタイミングで来やがった…!










こいつ・・・が派手に暴れ回ったからか…?






息絶えた様子の鬼は俺達が落とそうとしていた地下におちていった。
レイ
(地下に落とせた・・・・のに……!)






追手こいつらが来なければ
手筈通り今ごろあなたと共にエマ達あいつらの元へ戻って__







エマ達は無事か!?





もうだいぶ離れていると思うけど……
ここからじゃわからない。






知る術も知らせる術もない…!
あなた
…………。





俺はあなたの手をもう一度強く握り直した。









逃げるしかない。





でも……







敵の数……まだ他にいる。もっと多い。







2匹あれじゃ少なすぎる。







それにあいつ…




あの首を…巨体を一撃で斬り・・とばした!!





一撃で……!!








……数も力も差がありすぎる。







どう・・動く!?





どう・・逃げる!?










チクショウ…!



エマ達が無事かどうか知りたい…!










せめて、あなただけでも____
どうだ?
こいつ食っていません。
口の中から人間の匂いがしない。
こいつには一匹も食われてはいません。
レイ




そうか、ひょっとしてこいつら……






だったら___
レイ
あなた
あなた
……。






あなたに合図をして二人でバッグからハサミを取り出していると、鬼の声がこちらに響いた。
そこにいるんだろう?
出ておいで。
危なかったね。無事でよかった。
もう大丈夫、あの化物は退治したから。
だから出ておいで。
















引きずり出しますか。
いやいい、下がっていろ。
君達二人だけかい?






あの背丈と髪の色…




黒髪の方は恐らく上(16194)か特上(81194)


そして茶髪の方は特上(32194)の"鎖の子"だ。





他の子はどうした?





だとしたら確実に…無傷で捕えねば。






俺達はハサミで静かに木を削った。
わかったろう?
外で生きるなど不可能。
さぁ、お家へ帰ろう。
レイ
…………。





やっぱり、エマ達は無事だ!!





まだ見つかっていない!







奴らが見つけたのは俺達二人だけ。










__こいつには・・一匹も食われてはいません



















__他の子はどうした?











だから俺達以外がどうなったのか・・・・・・・・・・・・突き止めたがっている!








探りを入れて反応を見て
投降のゆさぶりをかけている。








こいつらは今現在
エマ達が生きているのかもどこにいるのかも
掴めていない。







ならば、俺達のとるは一つ!!











奴らの注意を全て俺達に引きつける!





とにかく俺達だけを追わせるんだ!










__必ず戻るから













そのつもりだった__でもエマ達の元へはもう戻れない。









今狙われたらエマ達あいつらは終わりだ。







逆方向へ逃げてできる限り引き離す!








できるか?










いやできるかじゃねぇ、やれ!!





















レイ
(死んでいいならまだ楽なんだけどな。)












__ずっとあなたの隣にいる
















__ゆびきりげんまん、ずっと一緒だよ!















あなたの俺の手を掴む力が強くなった。


心が読まれてるみたいで一瞬ドキリとした。













いや、俺は死なねぇよ。
誓ったばかりだ。







俺は生きて、家族を守る。



あなたとずっと一緒にいる。














俺達を探しに来たらコレを見つけてくれ。












木に「GO 06-32 PURSUER」と削った。
エマ達ならきっとこれで気づいてくれる。












次はB 06-32で会おう。エマ!




あなた
レイ、行こう。
レイ
ああ。





俺達は手を繋いだまま隠れていた木の裏から飛び出す。
鬼達の目がスッと鋭くなった。
…………。
レイ
遅かったな。
レイ
みんな死んじまったよ。





鬼達の視線は鋭いまま。


信じてないようだ。





その嘘は別に疑っていい。






俺とあなたはマフラーで隠れていた首筋の番号を見せつけた。
やはり81194と32194。
特上・・だ。
そして"鎖"の子だな?
あなた
…………。




そうだ。





どの道お前らは特上オレあなたを追うしかない。






レイ
俺達は戻って食われるつもりはない。
あなた
私達の体は私達の物だから。
食料きさまらの意見など聞いていない。
捕えろ!!!!!







俺とあなたは手を離して走り出した。












"左手"が冷たくなっていった。


























__エマside
:
:
With children




しばらく走っていると、ピィイイイ!と甲高い謎の音が響いた。
エマ
何、今の音。
ナット
また何か変なの来んの!?




その場にいる皆で警戒態勢をとるが、しばらく待っても何も来ない。
ドミニク
……?
アンナ
大丈夫みたい。
ギルダ
…………、




ギルダは一歩踏み出して、全員が思っているであろうことを問うた。
ギルダ
……ねぇ、レイとあなた遅くない?
もう戻って来てもいい頃なのに。
子供たち



全員が黙り込んだ。





アンナ
何かあったのかな…?
エマ
…………。





レイとあなたなら大丈夫…






大丈夫……!









ありもしない確信に縋っている自分に見て見ぬふりをしていた。
ドン
何かって?
ジェミマ
え……、
ロッシー
追手…………とか?


エマ
!!









私は先程のあなたの言葉を思い出した。











__必ず戻るから


















あの二人は私が傷つく嘘はつかないって私が一番知ってる。






知ってる、知ってるから。






信じてるから。







だから……、
ロッシー
エマ?大丈夫?
顔色真っ青だよ。
エマ




ロッシーが不安そうに見上げてくるので私は笑って頭を撫でた。
エマ
大丈夫!ありがとう!
エマ
私ちょっと様子を見てくる。
みんなはこのまま風下へ。
ロッシー
わかった!






私は来た道を引き返して走り出す。















あの獣鬼ならレイとあなたは大丈夫。
きっと大丈夫!






もしその途中で…追手に遭遇していたら












……あれ?














視界が歪んだ。
























走り出した子供達の後ろで、バタッと何かが倒れる音がした。




振り返る。
ギルダ
!!
ドン
エマ!?





エマは倒れ込んで意識を失っていた。
ナット
エマ!!
イベット
どうしたの!?
クリス
しっかりして!!



アンナとギルダが駆け寄ってエマを抱き抱えた。



エマの左側から血が出ていることに気づく。
アンナ
血が…!
耳の傷が開いている!
ギルダ
それにすごい熱よ!





いつから…?




エマはずっとこんな状態に耐えながら走っていたの!?











なら、同じように"発信器"を切り落としたあなたも…
ラニオン
どうしよう、エマもレイもあなたもこんな…、






皆が意気消沈していると、奥からズズズ、と聞きなれない音がした。








そちらを向くと、何者かが現れた。
子供たち
???
こっち。
ギルダ
え?
???
こっちよ。
⚠︎主の絵、文字でありAIや拾い画などではございません。
⚠︎悪用は御遠慮ください。







【𝐟𝐬𝐭 𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆_Rei】_君の隣で

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