小竜視点
謙信が言った方を見ると確かに雀がいた。
見れば見る程野生感がない。
だが、明らかに様子がおかしい。
周りから時間遡行軍の気配がしたからだ。
周りを見渡すと、そこには時間遡行軍が
いた。
見た感じ、被検体だろう。
どうしてこんな所に被検体が………
気になりながらも、俺達は被検体に
斬りかかった。
被検体を倒して思った事があった。
俺達の練度に合わせて出てくる被検体は
大体刀装が溶けてしまう。
そして、軽傷や中傷になるのだが……
しかし、今回の被検体は軽傷どころか刀装すら
溶けなかった。
きっと何かが起きている。
祖がそう言うとさっきの雀がまた俺の所に
飛んできた。
その時は誰も思っていなかった。
そこに有り得ない者があるなんて…
雀が向かったそこには、俺達がよく知っている
剣、織姫あなたが血塗れで横たわっていた。
そう言えば、主が新しく剣が追加されるって
喜んでたな…しかも女士だって……
あなたの事だったんだな
ってそんな場合じゃない。
そうあなたは言うと本体だけになった。
まずい状態だ
謙信はそういうと腰にあなたを差して
ゲートを潜った。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!