次の日、
体育祭の準備。
パネルを吊るそうと1年生、2年生、3年生のパネル担当と頑張っていた。
勿論、そこにはあのドS(沖田)もいた。
私はパネルを吊るそうとハシゴを使って吊るせるところがないかと模索していた時だった……
ガコンッ
そう音を立て、ハシゴの角度が狂う。
私はハシゴから足が離れた。
落ちたかと思った。
けど、床の固い衝撃は無くて。
目を開けると、足は床についてなかった。
総悟によって床に足がつかないように抱かれていた。
勿論、姫抱きでは無い。
ただの抱っこ状態。
一瞬だけ、あいつをカッコイイと思ってしまった。
それと同時に、「姫抱きが良かった」
そう思う意味がわからない私がいた。
獅音 視点
パネル係にそろそろ終わりの時間だと伝えに
外に向かった。
でも、外では
人気者の私さえも気づかれ無く、
霞むような事態が起こっていた。
なんで??しかも、あの女と沖田さんの頬はとても赤い。
もしかして、お互いが……?
何故か、私の心には
今まで無いほどの焦りが現れていた。
そう、
「早く告らないと」
振られても、もう分かっているからか。
気持ちは軽かった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。