第70話

忠実な僕ーNm(リクエスト)
1,877
2021/03/09 12:43
Nm
あ"ぁ"ぁ"ぁ"っっっ!!!
もう…朝から何ごと…?
起き上がっておっぱを探しに行く。
you
おっぱぁ?どうしたの?
洗面所に入るとおっぱが血相を変えて鏡に向かっていた。
Nm
あなた、これ…
口をぽかんと開けたまま、自分の頭の上を触ってる。

少し折れた耳がおっぱの顔に映えて一段と賢さが増している。

鏡に近付いてみたり、くるくると回ってふかふかの尻尾を確認するその姿は、もうどう見てもわんこ。
you
か、かわっ…、、!!
触ろうと近づこうとすると、さっきまで呆然としていたおっぱが興奮しだした。
Nm
あぁっ、本当にすごい!
ヒョンに見せに行こう…!!
you
ヒョン…?
忙しくなく動きながら洗面所を出ようとするおっぱを止める。
you
もう!!またジンおっぱ!?
Nm
あ……
私が怒ってることに気付き、ひとまず冷静になるおっぱ。
Nm
ごめん…笑
いや、謝られる方が嫌なんだけど?

ぷぅと膨れてみせると戸惑いながらあたふたするおっぱ。

尻尾が少し垂れてわかりやすい。

んー……
you
おすわり!!
Nm
えっ…?
you
おーすーわーりっ!!
おずおずとこちらの様子を伺いながらお座りするおっぱ。

上目遣いがかわいすぎる…

近付いておっぱの目の前に私も腰を下ろす。
you
今日からおっぱは私のわんこです!
ご主人様の言うことを聞くこと!!
Nm
ん〜…笑
ちょっと苦笑いするおっぱ。

でも私はもう止まらないよ?
you
おっぱ!ハグ!!
Nm
you
ハグだってば…
少し自信のなくなった私。

無理やりすぎた…?

不安な顔を見抜いたみたいに、おっぱがぎゅっと私を抱きしめる。
Nm
ふふっ笑
you
んー////
笑われてちょっと恥ずかしくなってるところに、おっぱが優しく囁いてくれる。
Nm
わんこにならなくても、僕はあなたの言うことならなんでも聞くのに。
you
だって…
Nm
僕は元々あなたに忠実なナムですよ?
抱きしめた手を少し緩め、大きな手で頭を撫でてくれる。

にっこりと笑って私を見つめるその目はとっても優しい年上わんこでした。

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