今は3限目の終わり頃。次は ____
確か、だるまが数学の課題をやってきてないと話していた気がする。
少し前に単位ギリギリだと言っていたような…
ちょっとヤバいのでは?
心配になった私は前の席に座っているだるまの背中をつついた
何故かだるまが一瞬横を見た気がした。
横はクラスメートの男の子達 その奥に視線を感じる。奥にはMちゃんが座っている。
あっM私の事見てる?手ぇ振ってみよっかな
なんてのんきなことを考えながら小さくMに手を振る
いや、全然手を振り返してくんない。目合ってるはずなんだけどな、いや、ちょっと合ってないかも?
今日のMはなんだかおかしい。
後ろから制服を引っ張られた。
ボソッとだけど低音で落ち着きある声と一緒に。
幸いに先生は黒板に字を書いていた。Mはそれをノートに写している。
Mどうしちゃったんだろ。
そう考えているうちに授業は進んでいった。
3限が終わり、休み時間
……
私が机に置いている手の上にありさかが手を乗せて、少し真面目な表情でそう言った。
笑っている彼の顔は何だかとても眩しく見えた。
ちょっと頬が熱くなった気がした。多分窓際で日に当たってるだけだと思うけど。
いつの間に戻っていたのか椅子をまたいで不貞腐れた表情のだるまが目の前に居た。
ぽすっ とありさかの上にだるまが手を置いた。
変な事をしている内に授業のチャイムが鳴り響いた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!