■
私は今、屋上のフェンスを越え 死のふち際に立っている。
風は生暖かく、私の髪とスカートを揺らす。
(あー、もう、終わりか。)
今までの事を思い出しながら空を見上げる。
足がすくむ。重い足を片方上げてみる。
(あぁ、あと少し。もうすぐだから。)
バンっ!!!
屋上のドアが開く音がした。
反射的に後ろを見ると目の前にひとり人が居た 。
「えぇっ?!」
私の目に映った人を見て思わず間抜けな声を上げてしまった。
■
夏休みも終わり徐々に学校生活が戻ってきた
9月5日__
朝の7時10分
窓際と言う最高の席からグラウンドを覗くと暑い中、朝練中のサッカー部や野球部が目に入る。
いつもの様に教室に居るのは私一人だけ。
部活に入ってない私からすれば少し朝練が羨ましかった。
話しかけてきたのはクラスメートのMちゃん
私の唯一の女の子の友達だ。
もう1人の日直 だるまくん 、
だるまいずごっとは私の男友達の1人。かなり気が合うひとだ
おかしい……。
いつもなら
「500円!?いいよ!乗った!!! ✧︎」
と言って乗ってくるはずなのに何故か乗り気では無く、しかも目が泳いでいる。
どうした! とツッコミを入れようとした瞬間 頭を何かで叩かれた痛みが走る
振り返るとそこにはだるまが立っていて意地悪な笑みを浮かべながらこっちを見ていた
ちょっと暇になって机に伏せた。
最近あまり寝れてないせいか眠気が襲ってくる。だんだん視界が暗く、雑音も消えていき
少しづつ朝練が終わり教室に来る人が増えてきた。
8時30分
そう言いあなたの頬を突く
目が覚めたというのにありさかはまだ頬を突いている。
煽りにしか聞こえない。いや、煽りか
今日も2人は騒がしい。
でも私の中でそれは嫌な意味では無いのだ。
私の人生で唯一の楽しい時間












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。