私は、沢山の人に守られてきた。
だけど、その人たちはもういない。
「六花、お弁当食べよ~」
幼馴染みでいつも私の味方だったあの子も____
「六花様の髪、相変わらず綺麗ですね~」
私の髪を梳いてくれたあの子も____
「六花様!起きてください!遅刻ですよ!」
当たり前のように毎朝起こしてくれたあの子も____
「ほら、やっぱり六花は笑った顔がよく似合う」
私の笑顔を褒めてくれたあの子は____
「大丈夫、○○強いから。ね?」
暖かく不安を包み込んでくれたあの子も____
「え~?なんのこと~?」
辛い時もおどけて笑わせてくれたあの子も____
「ほら、六花も勝負しよう」
いつも私と遊んでくれていたあの子も____
「○○は、りっちゃんのこと、何があっても好きだよ」
真っ直ぐ友情を伝えてくれたあの子も____
「あれ?元気ないね?そんなときは…はい!紙吹雪~」
いつも私を楽しませてくれたあの子も____
「何があっても○○はりっちゃんのこと、信じている」
挫けそうな時にいつも隣にいてくれたあの子も___
「あの子は、いつも君のことを一番に考えていた」
私の知らない裏を教えてくれたあの子も____
「もう、りっちゃんはすぐ泣くんだから~…」
最後まで、大っ嫌いだったあの子も____
「六花は、物じゃないんだから」
私の鎖を取ってくれたあの子も____
「俺だって、お前のこと……」
どんな状況でも私を想ってくれたあの子も____
「僕は"青い星"を信じている」
奪われたものを取り返してくれたあの子も____
私は、全てを失った。
もう、何をしたらいいのかわからない。
でも、あなた達の想い、無駄にはしない。
私が受け継いでいくんだから。
第一章・「二つの想いで咲いた星」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。