ごく普通の中学校生活。部活が終わり、靴を履こうとしたら 靴の間に紙が挟まっていた。内容はこう書かれていた。 『放課後、体育館裏に来てください』

───俺は世界に絶望した。 アイツのいない、灰色の世界。 全てを捨てて、死のう。 ある日クラスメートの木村　日向に渡されたプリントには『自殺願望者募集中』と書かれており、無気力な気持ちのまま日向と共に会場へ。 そこには十一人の自殺願望者が集まっていた───

君に届けたいーー優しくて切ない初恋の想い出。私の思い出の中には、いつだって貴方がいる。 私は、君に出会えてとても幸せでしたーー。 廃校が決まった学校へ数年ぶりに集まった幼なじみ達。 そこには、想いを伝えられずに別れた初恋の人の姿がーー。 ※ 表紙はフリーアイコンをお借りしています