西谷君の方へ行くと、コンロの炭が無くなってきたようだった。炭…炭は近くになさそうかな。
猫又先生に聞いてみると、どうやら家庭科室の方に置いているようだ。私は軍手を持ち家庭科室へ向かうことにした。
~家庭科室~
家庭科室の中は冷房が効いてきてかなり涼しかった。正直ずっとここにいたいが、炭を頼まれているのでせめてそれは持っていかなければ。
部屋の片隅に置いてある炭を見つけたので、よっこらせとダンボールを持ち上げる。少し重いが持てないことはない。
言い合いをしていると、気がついたら既に私の手に炭の入ったダンボールは無かった。
確かに私より背は低いし遠慮してたけど…うーん…
私がオロオロしていると、西谷君はさらにムッとして言った。
お肉が無くなるのは嫌すぎる。2人して大慌てで戻ると、西谷君の予想通りお肉はかなり減っているたのでした…トホホ…。
その後も、梟谷のマネージャーさん達と話したりなんやかんやしていると日が暮れてきた。そろそろ帰る時間だ。しかし…
あれからスイカとおにぎりしか食べれていない。それだけだと大食いの私の腹にはほぼ貯まらないのだ。
木兎さんがくれたのはチョコ。お腹が空いていたからありがたすぎる。
~バス~
7日間の合宿が終了。みんな疲れて爆睡している。
そんな中私は曲作りの作業を終えようとしていた。
ピロンッ
携帯が鳴った。
まぁ、害は無いし大丈夫かな。
ピロンッ
前言撤回。害しかなかった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。