「ドリーム、ごめんなぁ、
うち、もう少しでちょーとした手術があってなあ...」
『うん、分かってる、大丈夫
あなたちゃんは絶対に良くなるんだから...だから大好き』
「ありがとぉなあ」
幸薄そうな顔を見せないで、また虜になっていく
『うぅ"ッ......ひぐッ、』
「よしよーし、大丈夫 だいじょーぶだかんなぁ、」
泣いてしまった僕の背中を、優しい、優しい手つきで擦ってくれるあなたちゃんはきっと天使なんだ
「うれしいなぁ、
こんなに、誰かに愛されるゥなんて、
思ってもおらんかったのに...」
うちは幸せモンや、それは僕の台詞なのにね
天使様のお側につく事が出来て、天使様に寄り添ってあげれて
『ありがとうね、あなたちゃん』
「ん、ええんよ
ドリームは自分の心配しぃな、
この頃、お兄様の調子、悪いんやろ...?」
図星だった
『いや、そんな事...っ、!』
兄のナイトメアは最近僕がいない事に腹を立てて、僕への当たりが強くなった気がする
「腕、見してみい...
ホラ、痣が増えとる 手当てするから、
こっち来て」
『...っ、!!』
あなたちゃんのもっと近くにつく事が許された
それだけで僕は救われるって云うのに
「はい、終わったで」
今日も、
今日も、
薬の副作用で、どんどん痩せ細っていく身体
今日も、
今日も、
薬の副作用で、どんどん抜け落ちていく髪
今日も、
今日も、
天使の羽は、一枚一枚抜け落ちていく
飛べなくなるのは何時だろう、
"とべなくなるひは"...











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。