顔真っ赤なの、涼介にバレたかな
もう大貴は歩き出していた。
さっきの言葉、どういう意味かな
この子は咲坂 依桜
昨日は依桜が体調を崩して休んでいたから、あの2人といたんだ。
いつもは依桜といます。
あ、ひとつ付けたし。
依桜は、実は大貴のことが好き。
だから、いつも何気なーく依桜もあの2人の中に紛れさせたりしてる。
でも…
さっき大貴にあんなことされて、私は依桜を応援する立場でいいのかな。
というか、大貴は私のこと好きなのかな…
なんだか、親友の恋は応援したいはずなのに、モヤモヤする。
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私のこの気持ちは…?
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ペシッ
頭をぐしゃぐしゃ撫でられた。
こんな気持ちになるってことは私もしかして…
_______________大貴に惚れた?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。