俺は今、しおにぃの部屋を前に慌てています。
だって、俺はどういうところから入っていけばいいん?!
コンコンッ
ロゼにぃはノックすると、そのまま入っていった。
何が起きてるんだろ。
なんか、しおにぃのこと慰めてる?
え、泣いてる?
これが、ロゼにぃの言ってたうつ病....?
俺、しおにぃのことこんなに慰めたことなかったかも。
しおにぃは余命のことを理解してる。
だから、きっと......
今のしおにぃはきっと、
「俺のためにありがとう」
「お金なんて俺のために使わなくていいんだよ」
その二つがこんがらがってるんだと思う。
初めて....しおにぃに恩返しができる!!
どうやら、ロゼにぃもゲーセンでのバイトを始めたらしい。
だから....手術代は全部出す勢いでいたい。
それから少しして、しおにぃは笑顔を見せた。
そういうと、ロゼにぃはこっちを向いた。
俺、実はしおにぃとハグがしたかった。
でも、そんなに直球に言えるわけないじゃんっ!!
ロゼにぃのバカ!!!
どうする...俺!
あの日、俺すごい嬉しかったよ。
お母さん達にはまだ、しおにぃあげないからね。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!