第3話

No.2
454
2024/06/25 13:08
あなた sitenn
家を出て約数分経っただろう
見慣れた住宅街が広がり、私のよく知っている公園などもある
そして……


あなた
✨️
うにゃ?
私の大好きな猫が通学路で私を見送ってくれる
毎朝、1番この時間が好きだなぁ……何も考えないでこの猫を撫でまくれる←
あなた
可愛い…やっぱ猫っていいなぁ…ワシャワシャ
ゴロゴロ…♪
ごろーんと地面に寝転がる猫を見て、胸がキュンッと高鳴る
猫もいいけど、やっぱり犬も捨てがたい…((
あなた
んふ、いい子だなぁ♡
にゃ!♪
満面の笑みで鳴く猫を見ているだけで、癒されるし、なんでも忘れることができる…((


灰野はいの狗琉ぐる
『好きだ』


あなた
…!?//
あー…馬鹿だ、本当に馬鹿だ←
忘れられる=前の記憶が蘇る
という謎の方程式のせいで会長の言葉を思い出してしまった
あなた
はぁぁあ…私は阿呆だ←
大きなため息と独り言を零すが…当然だが、猫は何を言ってるのか理解できないため…首を傾げた。はい優勝←
あなた
…一生こうしていたい……()
そんな呑気なことを考えていたのもつかの間。私は直ぐに現実へと戻された




  
だーれだっ!
あなた
わびゃッ!?
背後にいたであろう何者かに視界を塞がれる
…大体こーゆーことして来る奴って大体想像つくんだよなぁ……


あなた
…はぁ……もしかして“鳥居”サン?
鳥居とりいのぞむ
ピンポンピンポーン!
嬉しそうに飛び出てくる鳥居に対して、少し腹立たしさが湧いたのは何故だろう←
あなた
変な驚き方したし……猫がビビっていなくなったし……最近着いてない……
鳥居とりいのぞむ
?、“最近”ってどういうことや?
あなた
いや、あんたは知らなくて結構←
あなた
知ったら知ったでめんどくさいし
普段の行いで忘れていたが……こいつも一応は生徒会。変に言ってもめんどくさいだけだ
鳥居とりいのぞむ
えー…おもんな
つまらなそうに顔を顰める鳥居
ふん、デリカシーのない奴に教えたって損さ、損!((
あなた
大体あんたねぇ……勝手に人のことベラベラと他人に話しちゃうのが悪いんでしょ←
鳥居とりいのぞむ
根も葉もないこと言われても知りませんー
あなた
てめーが生徒会?の奴かは知らんが、誰かに話してたのを見たわ
鳥居とりいのぞむ
なッ!なぜそれを!!
……あーなんか頭痛が痛くなってきた((
いや、待てよ?よくよく考えてみれば……
鳥居が生徒会の奴に話す→生徒会で広まる→生徒会長の耳に入る→こうなった(?)
あなた
…元凶はお前かよ……ハァ
鳥居とりいのぞむ
なにが?←
分からないのも当然だろう。なんせこちとら4割程あんたのせいで会長に求婚されてるんですわ((
あなた
……で、誰に話したの?
あなた
まさか生徒会長に言ってないでしょうね⎯⎯⎯⎯⎯⎯






























灰野はいの狗琉ぐる
俺が、なんだって?


鳥居を問い詰めようとしたが、後ろから今は1番聞きたくない声が聞こえてきた

あなた
は……灰野先輩…
体の体温が奪われる感覚が芽生え、先輩の顔を直視することが出来ない
……まあ…とりあえず…どうしよう()
誰か聞いてくれ。
車から出ようとしたら、僕の存在に気が付かなかった妹がドアを閉めたんよ。
んで、モロ膝に当たった。クソ痛い←
なんならアザ残ってる。痛い←
……3日くらい前のことです←遅い
寝ます!!おやすみ!!!

プリ小説オーディオドラマ