私の高校の入学式
春の匂い、新しい制服、初々しい1年生の会話
また、新しい1年が始まる。
友達と楽しそうに式場に入り
式が終われば教室で保護者と一緒に話を聞く
終わったあとは、友達や、保護者と写真撮影
この1日で、周りの人との温度差を感じた。
周りのみんながすごく羨ましかった。
式場の保護者席にも教室の後ろの保護者の中
にも、保護者との写真撮影も、私の保護者は
いない。
いないと言っても、死んだ訳でもないし、
捨てられた訳でもないし、
いや、ある意味捨てられたか
もう、大好きなパパもママいない
私を愛してくれる人はもうどこにもいない!
「もう、家に帰ろう」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。