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第5話

罰はご褒美🔞
3,556
2023/10/29 18:21
※大人要素あり🔞




H side



いつからだろう



「うまっ!俺これ食べるのはじめてだは」



大我のはじめてを全部奪いたいって思ったのは。



その新たな表情を他の奴には見せたくない。



大我の色んな表情を引き出すのは俺だけ。



俺であって欲しいんだ。















「北斗。話って何?」


「……ごめん……」


「え?どうしたの……なに……なんで謝んの」


「俺は…………」


「………………」


「俺は……もう……」


「うん……どした……?」


「大我との未来しか思い描けない」




意外に、スラッと出てきた愛の言葉に
今まで見た事のない表情をする大我。



はじめての顔。



でも、その表情は明らかに戸惑ってる。



ごめん
ごめんね。



幸せにしてやりたいなんて図々しい事思ってごめん。



好きになって……ごめん。



「北斗……」


「はい……」


「……夢じゃ……ないよね」


「え…………」


「毎日毎日、北斗の夢見てたから……これも夢なんじゃないかって……」



大きな大我の瞳から大粒の涙がポロポロと流れ落ちていく。



大我も?
大我も俺との夢見てくれてたの?



「俺も……北斗との未来しか思い描けなかったよ……」



「大我…………」




ほんとに……現実だよね……



気付けば強引に大我の身体を抱き寄せ
強く抱き締めていた。



野獣なんかじゃない。



恋をして、その人を愛したら
自然にこうなるんだよ。



頭と身体は別行動を起こす。



仕方ない



「大我……好きだよ」



細胞だって君を求めて仕方ないんだから。



大我と付き合ってからのはじめてのキスは



「謝った罰」



簡単に奪われる形になった。



あれ……この感じ……
なんか似てる……



夢に見た出来事をこれからも
デジャヴのように繰り返していくんだろな。



樹にさっき耳打ちされた事も、ふと
頭を過ぎる。




「夢で嬉し涙流すのって幸運が舞い込む予知夢らしいよ」



…………当たってた。



心が折れそうな時、いつも背中を叩いてくれるのは樹で



嫉妬で奮い立たせてくれたのも樹だった。



良き理解者でもある
樹にだって大我を渡したくなかったんだ。



予知夢が的中し
俺の元へ




「北斗の事……好きで……ずっと好きで苦しかったよ……」




大我が舞い込んで来た。



「遅くなってごめんね」


「あ……また謝った」


「罰くれる?」



切なく見つめられると
落ちてくる唇を今か今かと期待して
身体が動かなくなる。



はじめてのキスだって言うのに、しっとりと唇を
塞 がれただけじゃ終わらなかった。



おかしいな。
俺がリードするはずだったのに。



キスの合間にも切なく求めるように名前を何度も 囁 かれるから、絡 めた 舌 を優しく 吸 い 上 げれば大我は必死にしがみついて一段と 深 く唇は 重 なり合う。



腰を 支 えるように、きつく腕を回し
身体も 隙間なく 密 着。



唇 だけじゃなく身体の 奥 が ジ ンジンと 熱 くなり頭が、ぼぅとしてくる。



啄 むようなキスを可愛く何度かしても
すぐに 唇 を 割 られ 口 内 の 粘 膜 を 舐 められながら 舌 を 絡 め 取られた。



大我はキスが上手い……
なんか複雑な想いが込み上げてきたけど



「北斗……こんな……キスはじめて……」



トロ ンと 潤 んだ瞳でそんな事言われたら
俺が上手いのか?
相性がいいのかな……
調子に乗っちゃうよ。



「大我……最初から飛ばし過ぎじゃない?」



嬉しいけど、このまま続けたらヤバい事になっちゃいそう。
でも仕方ないか……
ずっとお預け状態だったもんな俺ら。



「ごめん……我慢出来なくて……」



我慢出来ないって
泣きそうなぐらい嬉しい。
俺もだし。
もう、大我と一緒に帰りたいし。
今まで我慢して多分、たくさんしたい。



慌てて身体を離す大我の手首を掴み



「大我も謝った罰ね」



噛 み付くようなキスをしたけど



「もっと凄いの、ちょーだい……」


俺の恋人は最初から エ ロ かった。









そんな エ ロ い恋人との 初 夜。




「北斗……まって……こわい…… イ き方……わかんなっ……い……」


「大丈夫。俺に任せて……」




大我は達し方が分からないと泣きじゃくっていたのは、まさかの上級者コース
ドラ イ オー ガ ズ ムだ。



普通に 達 したのは秒。
俺が 挿 れた瞬間に、もう 頂 点に 達 していた。



初 夜 にして、何度も イ く事が出来た大我は
最初のさいしょに、そんな事を口走ってくる。



同時に思ったよ。
躾 がいがある身体だなって……



躾 されるのも俺がはじめてでしょ?



「ほくっ……と……ぁ、またっ……いっちゃ……ぁ、ぁ……、だっめ、、、」


「 乳 首 だけだよ」



俺たちのとっておきの 初 夜 の話はまた今度。



サイショに言っておくね
マジで凄かったんだから。




End


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