____ 11年の歳月が流れ、ついにその日はやってきた。
プルウェット家の窓をコツコツと叩いたのは、一羽のフクロウであった。
その鋭いくちばしには、ホグワーツの紋章が誇らしげに刻印された、あの一通の手紙がくわえられていたのである。
ホグワーツからの便りを待ちわびていたあなたの下の名前(外国人風がおすすめ)の瞳は、溢れんばかりの期待と歓喜で輝いていた。
ホグワーツ魔法魔術学校
校長 アルバス・ダンブルドア
マーリン勲章、勲一等、大魔法使い、魔法戦士隊長、
最上級独立魔法使い、国際魔法使い連盟会員
親愛なるプルウェット殿
このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたこと、心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要な教材のリストを同封いたします。
新学期は九月一日に始まります。七月三十一日必着でふくろう便にてのお返事をお待ちしております。
敬具
副校長 ミネルバ・マクゴナガル
「全く…」と言わんばかりに、母親がやれやれと溜め息をつくのを横目に、あなたの下の名前(外国人風がおすすめ)はいたずらっぽく、ニヤリと微笑んでみせた。
彼女は、期待に胸を膨らませていそいそと、ダイアゴン横丁へ向かうための旅支度を始めるのであった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!