第12話

貴方が見つけてくれるなら
2,030
2025/01/07 11:35 更新
















𝐄𝐏.𝟏𝟏

















👼🏻‎ 𝐬𝐢𝐝𝐞 .





















👼🏻
👼🏻
チェさん …っ。
















あぁ……暗い……寒い……怖い……っ。






ここは……車内、だよね。
でも、真っ暗で、何が何だか分からない。




私は震える手で片手に持っていたスマホを開く。

ぼんやりと光る画面に映った数字は19:37。


……19時。ウルクに着いたのが17時だから、
もう2時間も経ってる……?




意識がふわふわして、頭がまとまらない。

……私、頭をどこかに強く打ったのかしら。




寒さと恐怖がじわじわと体に染み込んでくる。
思考が鈍って、瞼が重くなる。






















もう……疲れた……。



































































🎙( トランシーバー )
────────── ビッグボス送信。











































👼🏻
👼🏻
… !





















どこからか聞こえてくるその声。

冷え切った空気を切り裂くように響いた、
低くて落ち着いた、あの声。






……チェさんだ …。







胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚に
襲われる。


























🎙( トランシーバー )
ビッグボス送信、ビッグボス送信。
ユン先生、聞こえますか?















車内のどこかに …トランシーバーがあるんだ。



でも… むやみに動けない …。動く力もない…っ。

















👼🏻
👼🏻
チェさん …っ。ごめんなさい …… 、












震える声を振り絞って、私は叫んだ。

自分の声がこんなに弱々しく響くなんて思わなかった。




しばらくして、トランシーバーからまた彼の声が聞こえてきた。

















🎙( トランシーバー )
ユン先生、大丈夫です。落ち着いて。
今から俺が言うことをして下さいね。





































𝐨𝐮𝐭 𝐬𝐢𝐝𝐞 .





















🚗🚏⛰ ──────── ウルク市街 20:00


















🐸
🐸
大丈夫ですか?今処置しますからね。


🍊
🍊
こっちドクターお願いします!
🐰
🐰
俺行きます


🐶
🐶
怪我人が多すぎる …。
こっちトリアージ足りないです!
🦊
🦊
今持っていきます!
🐸
🐸
んも〜っ!!ハニオンニはどこなのよ!
🦖
🦖
…ミョンホ ──────










ウルク市街は瓦礫の山と化していた。


建設途中だった建物は無残に崩れ落ち、ただでさえ混乱していた景色が、さらに悲惨さを増している。



目の前に広がる光景は、まるでこの世の終わりそのものだった。





瓦礫に挟まれた人々を必死で引き出し、
治療エリアへと運ぶ。

医療チームの少ない人数で、次々と運ばれてくる負傷者に対応するのは、限界を超える作業だった。



一方、韓国軍の特殊司令部隊員たちは、
ウルクの消防員たちと協力しながら、瓦礫を除けて挟まっている人たちを救助する作業を続けている。

汗と埃にまみれた彼らの姿は、どこか悲壮感すら漂わせていたが、それでも誰も手を止めることはなかった。














🐴
🐴
ミョンホさん!こっち麻酔打ってもらっても良いですか?
🐸
🐸
うん!すぐ行きます!









ミョンホがソクミンに呼ばれ、足早にその方向へ向かおうとした瞬間だった。



ゴリッ、ガラガラッ――。



振り返る間もなく、瓦礫が傾き、
ミョンホの足元がぐらつく。重心を失い、思わず手を伸ばしたが、掴むものは何もない。










🐸
🐸
っ、きゃあっ、!!








🐱
🐱
ミョンホさんっ!!!








鋭い声が響いた瞬間、ジュンが駆け寄ってきた。

その手が迷いなくミョンホの腕を掴む。





瓦礫がさらに傾き、足元が完全に崩れた。
ミョンホが倒れ込むその刹那、ジュンが力いっぱい引き寄せるようにして、自分の体を盾にするように下へ倒れ込んだ。











🐸
🐸
…あっ、、!
🐸
🐸
ジュンさん … 、!?










ジュンの背中が地面に叩きつけられ、ミョンホの体がその上に覆いかぶさる形になる。

瓦礫が二人のすぐ横をかすめながら落ち、ミョンホは
唖然と瓦礫を見つめた。


そして、ミョンホは慌てて起き上がる。














🐸
🐸
ジュンさんっ !! 大丈夫ですか !?!?
🐸
🐸
ごめんなさいっ、私 ·····

🐱
🐱
…っ、大丈夫です。ミョンホさんこそ、
怪我してませんか?






ジュンの声は冷静だったが、その額には汗が滲み、息が少し乱れている。
ミョンホは一瞬言葉を失い、ジュンの顔を見つめた。









🐸
🐸
私は大丈夫です ...、
🐸
🐸
背中見せてくださいっ、…!
治療しま ──────

🐱
🐱
大丈夫。こう見えて副中隊長ですよ 
🐸
🐸
… ジュンさん …、
🐱
🐱
ソクミンさんに呼ばれてたでしょう?
早く行ってください。



🍒
🍒
ジュン!こっち来てくれ!



🐱
🐱
ああ、俺は呼ばれたので、これで。


🐸
🐸
あ ·····
🐸
🐸
··· //





































🍒
🍒
ジュン、こっち ····


🐱
🐱
どうしましたか?
🍒
🍒
これ …車のサイドミラーだよな?







瓦礫の山の隙間から、何かが反射するものが見えた。



スンチョルの視線がそれを捉える。それは、
ジョンハンが運転していた車のサイドミラーだった。


そして…














🍒
🍒
… あの光 …、

🐱
🐱
え?なんて言いました?
🍒
🍒
消防隊員を呼べ!!











スンチョルの声が響き渡ると、近くにいた隊員たちが素早く駆け寄ってきた。

スンチョルは瓦礫を一つ掴むと、迷いなくそれを退け始める。その手は土埃で汚れ、力強くも震えている。










🍒
🍒
この中に人がいる。
🐱
🐱
えっ !? なんでそれを…


🍒
🍒
… あの光 、見えるか。
🍒
🍒
瓦礫の隙間から出ている微かな光。


































👼🏻‎ 𝐬𝐢𝐝𝐞 .

















👼🏻
👼🏻
…… 









あれから、どれくらいの時間が経っただろう。

酸素が薄くなってきているのが分かる。
呼吸が浅くなっていって、意識がぼんやりと遠のいていく感じがする。












🎙( トランシーバー )

'' ユン先生、大丈夫です。落ち着いて。今から俺が言うことをして下さいね。 ''










ああ…。チェさんの声が脳裏に浮かぶ。


あの低くて、安心感を与えてくれる声。けれど、もう私は彼の言う通りにできないかもしれない……。











































─── 数時間前


























🎙( トランシーバー )
ユン先生、大丈夫です。落ち着いて。今から俺が言うことをして下さいね。









トランシーバー越しに聞こえる彼の声。

それだけで、ほんの少しだけ冷え切った胸が温かくなる気がした。私は何処にあるか分からないトランシーバーへと、耳を澄ませる。












🎙( トランシーバー )
 今どこにいますか?






彼の問いに、声を絞り出すように答える。





👼🏻
👼🏻
く ……車 …です ……、
🎙( トランシーバー )
分かりました。車ですね?
🎙( トランシーバー )
まず、今スマホを持っていたら、スマホのライトをつけてください。










彼の指示に従い、スマホの画面を開く。

手がかじかんでうまく動かないけれど、なんとかライトを点けることができた。












🎙( トランシーバー )
もし出来たなら、車の窓にスマホをくっつけて、ライトが外を照らすようにしてください。







彼の言う通り、スマホを窓に押し当てた。

暗闇の中、わずかな光が外を照らす。それが本当に役に立つのか分からないけれど、彼の声を信じるしかない。












🎙( トランシーバー )
絶対に見つけますから、大丈夫。
安心してください。
🎙( トランシーバー )
それと、一つ約束して下さい。








































🎙( トランシーバー )
   生きることを、諦めないで。 




































そう言われたのに ·····




私は目を閉じ、深く息を吸い込もうとした。

でも、もう空気が薄くて、思うように息ができない。
















👼🏻
👼🏻
… チェさん … 、























































































🍒
🍒
ッ、ユンジョンハン ッッッ !!!!!!!





































































遠くから聞こえる、彼の叫び声。

























でも、その声がどれほど強く響いても、私の体はもう動かない。

















薄れていく意識の中で、































































私は、そっと目を閉じた。























































𝒕𝒐 𝒃𝒆 𝒄𝒐𝒏𝒕𝒊𝒏𝒖𝒆𝒅 ... ❥❥❥   ❤︎ × 𝟒𝟎








👹 -----------------------------------------‪ 🍺






☆ × 466



♡ × 955




有難うございます !! 👹💗💗




いやあぁ〜11話どうでしたでしょうか?

かなり緊迫した展開でした、、!!


若干チャイナ!!!もありましたね🐱🐸💕︎

次回から段々とカプ要素が増えていくので、期待していてください(๑ơ ₃ ơ)✨


そして個人的に、最後にスンチが初めてハニを本名で呼んだのが良かったかなと、、、😭♡♡






いいねとコメントとても嬉しいです 💕

それでは皆さん!第12話でお会いしましょう👹












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